【新卒社員に求めるスキル調査】働き方改革によって更に求められるスキル、2位に「スケジュール・タスク管理スキル」
タスク・プロジェクト管理ツール「Jooto」(ジョートー)を運営する株式会社PR TIMES(本社:東京都港区)は、「新卒社員に求められるスキル」に関するアンケート調査を23~50歳の会社員、男女550名を対象に実施した。
働き方改革が進む中、現在の新卒社員にはどのようなスキルが求めらているのだろうか。
■新卒社員が「最も重要」だと思うスキルは
「新卒社員に「最も重要」だと思うスキルは」と質問したところ、約6割が「コミュニケーションスキル(63.1%)」と回答した。
その理由として以下の回答が寄せられた。
・「コミュニケーションさえ出来れば、誰かが助けてくれる」
・「コミュニケーションスキルは中々身に付かない」
・「コミュニケーションで解決できることが多い」
■働き方改革に伴い、新卒社員に必要となるスキルは変わると思うか
「働き方改革に伴い、新卒社員に必要となるスキルは変わると思うか」と質問したところ、約4割が「わからない(42.2%)」と回答、「はい(28.0%)」、「いいえ(29/8%)」と回答する人は半数に分かれた。
■働き方改革に伴い、新卒社員に「更に」必要となるスキルは何か
働き方改革に伴い、新卒社員に必要となるスキルが変わるか?に対して「はい」と回答した人へ、「更に」必要となるスキルは何か質問したところ、約4割が「コミュニケーションスキル(38.3%)」と回答した。
また「スケジュール・タスク管理スキル(25.3%)」が続いていおり、働き方改革の影響によって更に求められるスキルは主にこの2つであることが分かった。
その理由として以下の回答が寄せられた。
<コミュニケーションスキルを選んだ人>
・「働き方改革で無駄な時間がなくなっていく中、より一層のコミュニケーションを図ることでミスを少なく効率よく業務を進めることが重要になる」
<スケジュール・タスク管理スキルを選んだ人>
・「納期がある仕事や、会議の資料作成がある場合スケジュール管理をしていないと優先順位をつけられない」
・「労働時間の短縮化に伴い、スケジュール管理が重要」
・「限られた時間でやりきれるかが大切」
■コミュニケーションスキルの中で、新卒社員に「最も重要」だと思うこと
新卒社員にとって重要だと思うスキルに「コミュニケーションスキル」を選んだ人へ、その中で最も重要なことを質問したところ、約4割が「聞く力(傾聴する力)(39.0%)」と回答した。続いて「理解する力(30.3%)」が多くの回答を集めている。
■スケジュール・タスク管理スキルの中で、新卒社員に「最も重要」だと思うこと
新卒社員にとって重要だと思うスキルに「スケジュール・タスク管理スキル」を選んだ人へ、その中で最も重要なことを質問したところ、約7割が「タスクの優先順位をつけること(74.8%)」と回答した。
その理由として以下のコメントが寄せられた。
・「優先順位をつけられるということは、業務内容が理解できているということ」
・「何を優先するかを考えて分かっていれば、仕事の効率化に繋がると思う」
■まとめ
今回の調査結果からは、今後さらに「コミュニケーションスキル」と「スケジュール・タスク管理スキル」の重要性が高まることがわかった。
協調性を持ちながら効率的に仕事ができる人材を求める企業は、これらの能力に注目し、採用活動を行ってみるのもいいかもしれない。また、仕事を効率的に行う上で重要なタスク管理は、情報を一元管理できるシステム導入なども検討してみてはどうだろうか。