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男女1000人に聞いた「2020年シニアの仕事に関する調査」60歳からの理想の雇用形態は「正社員」 一方雇用形態にこだわらない考えが増加!?

2020.03.17

 総合マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)は、2020年2月16日~2020年2月17日、全国の40歳~59歳と60歳以上の働く男女1000名を対象に「仕事」をテーマにしたインターネットリサーチを実施し、その結果を発表した。これにより、シニア層の求める雇用形態や仕事への満足度等が明らかになった。

■ ​「2020年シニアの仕事に関する調査」主な質問と回答

60歳からの理想の雇用形態は?
 最も多い回答は「正社員」48.4%。40~59歳は57.8%、60歳以上は39.0%が回答。

 一方で「雇用形態は問わず働きたい」と回答した人は全体で8.5%という結果になった。わずかではあるが、過去の同調査と比較して増加傾向にあることが判明した。

現在、勤務先に対して求めるものは?
 40~59歳は1位「給与」89.8%で、2016年2018年の結果と比べて最も多い結果に。60歳以上は3位に初めて「給与」がランクインして70.6%であった。

現在の仕事の満足度は?
 40~59歳が39.8%、60歳以上が58.0%で、18.2ポイントの差が出た。60歳以下の世代と比べ、60歳以上が満足度の高い結果となっている。また、どちらの年代も2018年の結果と比較して満足度は増加した形だ。

■定年時の退職金の有無

退職金の有無【n=264】
退職金の有無【n=264】

 最初に、既に定年退職を迎えた60歳以上の264名を対象に、定年時の退職金について調査を行なった。その結果、「退職金を受け取った」が88.3%、「退職金を受け取っていない」が11.7%となった。過去の同調査で「退職金を受け取った」の回答は、2016年85.5%、2018年87.1%であり、退職金の受け取り率は、年々増加傾向にあることがうかがえる。

■60歳からの理想の雇用形態は?

60歳以降の理想の雇用形態(単数回答)【n=1000】
60歳以降の理想の雇用形態(単数回答)【n=1000】

 次に、60歳からの理想の雇用形態を聞くと、全体では「正社員」が48.4%で最多になった。年代別で見ても、40~59歳は57.8%、60歳以上は39.0%で、どちらも正社員を求める割合が一番高い。しかし同時に、2018年の同調査と比較するといずれも減少していることが判明した。

 一方、「雇用形態は問わず働きたい」と回答した人は全体で8.5%となり、わずかだが過去の同調査と比較して増加した。年代別で見ても、40~59歳は8.4%でプラス2.2ポイント、60歳以上は8.6%でプラス3.4ポイントで、理想の雇用形態にこだわらずに働きたいと考える人が増えているといえそうだ。

■現在の働く理由は?

現在の働く理由(複数回答)【n=1000】
現在の働く理由(複数回答)【n=1000】

 また現在の働く理由を聞いたところ、全体では「お金を稼ぐ」が82.0%、次いで「健康維持のため」38.4%、「人と関わりたいから」26.3%となった。

 年代別で見ると、「お金を稼ぐため」と回答した40~59歳は90.6%、60歳以上は73.4%となり、どちらも過去の同調査より増加する結果であった。

■働くにあたり、現在の勤務先に求めるものは?

勤務先に求めるもの(単数回答)【n=1000】
勤務先に求めるもの(単数回答)【n=1000】

 ところでシニア世代は、働く上で会社に対してどのような項目を求めているのだろうか。各項目に対し、現役世代とシニア世代の1000人を対象に、「とても重視している」「やや重視している」「あまり重視していない」「重視していない」の4段階で調査した。
 
 その中で「とても重視している」「やや重視している」と回答した合計を見ると、現役世代の40~59歳は1位「給与」89.8%、2位「業務内容」83.6%、3位「勤務場所」83.4%となった。過去の同調査では、「給与」と回答した割合は、2016年88.2%、2018年86.8%であり、今回が最も多い結果となった。

 一方シニア世代の60歳以上は1位「業務内容」83.2%、2位「勤務場所」77.4%、3位「給与」70.6%となり、現役世代とは求めるものが変わってくるようだ。過去の同調査では、2016年2018年ともに3位が「勤務日数」だったが、今年は「給与」がランクインする結果であった。

■定年前、勤務先に対して求めていたものは?

定年前、勤務先に対して求めていたもの(単数回答)【n=264】
定年前、勤務先に対して求めていたもの(単数回答)【n=264】

 今度は現在60歳以上の定年退職経験者264名に対し、働くにあたり、定年前、勤務先に対して求めていたものとして、各項目の重視度を質問した。
 
 その結果、「重視していた」「やや重視していた」と回答した合計は、「業務内容」が86.3%で最も多く、次いで「給与」83.7%、「勤務場所」74.2%という順になった。2018年の同調査でも「業務内容」が85.9%で最も多く、次いで「給与」82.8%、「勤務場所」73.5%で、大差はない結果であった。

■現在の生活の満足度は

現在の生活の満足度(単数回答)【n=1000】
現在の生活の満足度(単数回答)【n=1000】

 現役・シニア両世代に、現在の生活の満足度を聞いたところ、全体で「とても満足している」「まあ満足している」と回答した合計は、51.9%で半数を超えた。過去の同調査と比較すると、2016年50.1%、2018年47%で、今年が最も満足度の高い結果となっていることが分かる。

 年代別で見ると、「とても満足している」「まあ満足している」と回答した合計は、40~59歳は41.0%で、過去の同調査と大差ない結果だった一方、60歳以上は62.8%で、2018年と比較して8.2ポイント増加している。また、過去の調査結果同様、40~59歳に比べて、60歳以上の人が生活の満足度が高いことが分かった。

■現在の仕事の満足度は

現在の仕事の満足度(単数回答)【n=1000】
現在の仕事の満足度(単数回答)【n=1000】

 次いで、仕事の満足度について質問したところ、「とても満足している」「まあ満足している」と回答した合計は、40~59歳が39.8%、60歳以上が58.0%で、18.2ポイントの差となり、60歳以上の人が満足度の高い結果となった。

 また、2018年の結果と比較して、どちらの年代も満足度は増加しており、40~59歳はプラス3.6ポイント、60歳以上はプラス2.6ポイントであった。

■定年前の仕事の満足度は

定年前の仕事の満足度(単数回答)【n=264】
定年前の仕事の満足度(単数回答)【n=264】

 最後に、すでに定年退職をした60歳以上の人を対象に、定年前の仕事の満足度を聞いたところ、「とても満足している」「まあ満足している」と回答した人は70.8%で、過去の同調査と比べて最も多い結果となった。

■まとめ

 働き方改革が進むなかで、シニア世代の働き方はどのように変化していくのだろうか。今回の調査で、実際に60歳以上の世代の働き方や、働き方に関する意識がどのように変化しているか、その一端が浮き彫りとなった。今後日本は、少子化等に伴い、豊富な経験やスキルを持つ60歳以上の世代が、即戦力としてさらに求められる時代となっていくだろう。企業には、それぞれのニーズに合った働き方のできる職場環境の構築が、求められそうだ。

■「2020年シニアの仕事に関する調査」調査概要

 今回の調査における調査概要は以下の通り。

調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、全国の40歳以上の働く男女を対象に実施
有効回答数:1000名(40歳~59歳・60歳以上の男女:各500名)
調査実施日:2020年2月16日(日)~2020年2月17日(月)
前回調査 :2016年1月29日(金)~2016年2月1日(月)、2018年2月16日(金)~2018年2月18日(日)

 主な質問項目として、「60歳以降の理想の雇用形態」や「現在、勤務先に求めるもの」、「現在の仕事の満足度」等を実施。各年代毎の比較や、過去の同様の調査からの推移等をまとめている。

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