オンライン採用面接で自社の魅力を伝える8のポイント
外資系人材紹介会社ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社(本社:港区、マネージングディレクター:リチャード・アードリー)は、急増しているオンラインでの採用面接において、企業が自社の魅力を求職者に伝える方法を採用コンサルタントにヒアリングし、結果を8つのポイントにまとめた。
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1.柔軟な働き方やワークライフバランスへの取り組みを強化する
エンプロイヤーブランド(勤務先としての魅力度)を効率的に伝えるためには、企業が従業員へ提供できる価値を評価し、従業員のニーズに合わせて、今後どのように変化すべきかを明確にする必要がある。
2.バーチャルオフィスツアーで擬似体験
事前にオフィスの様子がわかる動画を作成したり、室内の様子を面接中にライブ配信するなど、ビデオを通じて求職者に対面式面接の疑似体験を提供することもおすすめである。
3.親しみやすさを交えた会社紹介動画を作成する
オンライン面接の前に、会社紹介のショートビデオを作成し、求職者に送ることは効果的である。なぜ人材募集を行うのか、そのポジションが会社の目的達成にどのように関わっているかを伝えることで、求職者もより理解が深まる。
4.上級管理職を動画や記事で紹介する
対面式面接では、求職者と上級管理職が面談をすることもあったが、オンラインでは、上級管理職の紹介動画や記事を求職者に送ることが効果的である。
5.バーチャルコーヒータイムで部署のメンバーを紹介する
対面式面接では、一緒に仕事をするメンバーに会い、部署の雰囲気や会社の雰囲気をより身近に感じることができた。オンライン面接でも、面接が終わる頃に部署のメンバーに参加してもらったり、後日「バーチャルコーヒータイム」を設定することがおすすめである。
6.面接中の雑談で求職者をリラックスさせる
オンライン面接そのものに不安や緊張を感じている求職者に対し、面接開始時にオンライン面接をどう感じているか質問し、求職者への配慮を見せることも重要である。
7.順応性を見極める質問もする
今後、オフィスワークとテレワークを併用する勤務形態が普及したとき、「独立したいか」「チームの一員として働きたいか」といった、従来とは異なる質問をすることも検討すると良い。
8.応募者にサンプル製品などを送る
面接前、求職者にブランド製品の試供品やノベルティ商品を送付することで、自社のビジネスを実感してもらうことも効果的である。
まとめ
新型コロナウイルスの影響により、従来の対面式面接からオンライン面接に移行する企業も増えることが予想される。対面式でのメリットをオンライン形式でも活かせるように様々な工夫が必要となるだろう。
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