コロナ禍における企業と従業員の関係性「会社と良い関係を築けていない」と感じる人は半数以上
株式会社OKAN(本社:東京都豊島区、代表:沢木恵太)は、全国の20~50代の働く男女3,760名を対象に、withコロナで変化する「企業と従業員の関係性」について調査を実施した。
半数以上が「会社と良い関係を築けていない」
「コロナ禍において会社と良い関係を築けているか」と質問したところ、半数以上の51.7%が「いいえ」と回答した。年代別で見ると、「いいえ」の回答割合が最も高かったのは40代で、全体の55.2%であった。
年代が上がるほど会社への期待低下
「コロナ禍において会社に期待することが増えたか」と質問したところ、75.4%が「いいえ」と回答した。
「いいえ」と回答した人を年代別に見ると、20代が68.4%、30代が74.8%、40代が77.8%、50代が80.7%と年代が上がるに連れて、会社への期待が下がっていることが伺えた。
「良好な人間関係」で会社に愛着が湧く人も
「コロナ禍において自社に対して愛着が高まったか」と質問したところ、72.0%が「いいえ」と回答した。
会社への愛着が湧く理由として最も多かったのは「特になし」で31.3%であった。その会社で働き続けたい理由が明確でないことなども考えられる。次いで「良好な人間関係」が24.4%、「やりがい」が20.9%、「快適な職場環境」が18.3%、「適切な評価」が17.8%と続いた。
働く上で最も大事にしたいのは「良好な人間関係」
「コロナ禍において現状、課題を抱えている価値観」を質問したところ、最も多かったのは「良好な人間関係」で31.3%であった。次いで「やりがい」が24.4%、「業務量と時間的負担」が20.9%、「快適な職場環境」が18.3%、「適切な評価」が17.8%と続いた。
「働く上で最も大事にしたい価値観」を調査したところ、最も多かったのは「良好な人間関係」で18%であった。次いで「私生活との両立」が17%、「やりがい」が14%、「快適な職場環境」が10%、「休暇の取りやすさ」が8%、「業務量と時間的負担」が7%と続いた。
求める福利厚生「特別休暇」がトップ
「求める福利厚生」について調査したところ、最も多かったのは「特別休暇」で73.2%で、2019年度の調査と比較して、30ポイント以上アップしている。次いで「慶弔支援」が71.2%、「ファミリーサポート」が68.1%と続いた。コロナ禍において家庭での時間が増加したことで、生活に根ざした支援を求める価値観の変化が伺えた。
また、従業員の求める福利厚生を性別・年代別で見ると、40代男性の希望する福利厚生1位は「ファミリーサポート」で家庭への支援要望の割合が高い結果となった。また、女性全体・40代以降の男性は「ヘルスケアサポート」がランクインしており、健康への関心が伺える結果となった。
まとめ
人々の働く環境は日々変化しており、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、テレワークやワーケーションなど新しい働き方の導入も進んでいる。どのような状況下においても、企業にとって人材は欠かせない。企業と従業員がより良い関係を築いていくためには、定期的なサポートなどが重要と言えるのではないだろうか。
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