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新しい働き方で注目が集まるIT関連中小企業のIT投資動向に関する調査結果

2022.06.30

デル・テクノロジーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚俊彦、以下、デル・テクノロジーズ)は、2022年5月に全国のIT関連の中小企業(従業員数1~99人)の経営者および従業員870人に対して実施したIT投資動向に関する意識調査結果を本日発表した。

<IT投資動向>

<IT投資動向>

● 全体の7割以上が、「自社のビジネスにIT投資が必要」と回答。
● IT投資における二大課題は「予算とノウハウの不足」。つづいて「人材不足」がランクイン。
● IT投資を推進するための予算の不足が課題にあがるも、「予算は変わらない」との回答が全体の6割以上。「増加予定」と答えたのはわずか25%。
● IT投資を「推進できる人材がいない・不足している」ことがIT投資の障壁になっているものの、「IT担当者増員を予定していない企業」が半数以上。
● IT整備やサポートについて「相談できる企業はあるものの、対応には満足していない」との回答が全体の4割以上という結果に。つづいて3割が「相談できる企業はない」と回答。

<サーバー・クラウドサービス利用動向>

<サーバー・クラウドサービス利用動向>

● IT関連中小企業のサーバー保有台数は「2-5台」が最も多く36.9%、つづいて「6-10台」が16.3%。全体の8割がサーバーを保有しているという結果に。
● 2022年のサーバー導入に関する意向については、約1割がサーバーを増設予定と回答。
● 7割以上の企業がサーバーの「導入は自社で行っている」。「SIerや販社に委託している」のはわずか2割。
● 3割の企業が、1年以内にサーバーを1台以上導入予定。
● 1年以内にサーバーの導入またはリプレイスを予定していると答えた回答者の約半数が、ITインフラ整備、DX促進など今後のビジネスの発展を支援する企業があれば相談したいと回答。
● クラウドサービスを「利用している」企業が、「利用していない」企業をわずかに上回る。
● クラウドサービス導入後の不満で最も多かったのは、「動作が遅い」、「予期せぬサービス停止があった」。6割以上は「不満の声はなかった」と回答。
● クラウドサービスにかかる費用について約半数が「満足」と回答。「不満」と答えたのはわずか約1割。

まとめ

今回の調査結果から、IT分野における中小企業のIT投資への必要性の高まりと課題、さらに課題への対策にまで対応できていない状況がうかがえた。また、IT投資の人材不足やノウハウ不足を感じながら、相談できる企業を有していないことも明らかになった。