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【日本企業における人材開発の実態】企業規模特有の「課題感」と「求めるスキル」

2022.07.06

組織・人事コンサルティングファームであるセレクションアンドバリエーション株式会社(本社:東京都港区南青山、大阪市西区、名古屋市西区 / 代表取締役社長:平康慶浩)は、「日本企業における人材開発の実態」を調査し、公表した。

調査の背景

2018年12月に国際標準化機構(ISO)がISO30414を発表し、人的資本の情報開示のためのガイドラインを示したことを皮切りに、企業価値の中でも人的資本に注目が集まっている。このような背景を受け、セレクションアンドバリエーションでは、能力開発基本調査データをもとに日本企業における人材開発への取り組みの実態を調査した。

調査結果概要

調査結果概要

調査の結果、企業規模ごとに3つの観点で顕著な差が見られることが判明した。

まず、常用労働者数が少ない企業と比べて、常用労働者数が多い企業では、自己啓発支援に対する支出額が小さく、OFF-JTに対する支出額が大きい傾向があることが分かった。

​次に、企業規模別の人材育成に関する問題点を確認したところ、常用労働者数が少ない企業は採用段階の課題を、常用労働者数が多い企業は雇用継続に関する課題を抱えている実態が明らかとなっている。

最後に、企業が正社員に求めるスキルと正社員自身が向上させたいスキルとの一致度についても、企業規模によって異なることが判明した。正社員自身が持つ向上意欲以上に企業が強く求めるスキルとして、常用労働者数が多くなるほど、「課題解決スキル」や「コミュニケーション能力・説得力」を、常用労働者数が少なくなるほど、「職種に特有の実践的スキル」を挙げていることが分かった。

調査概要

厚生労働省「平成29年~令和3年能力開発基本調査」より分析を実施。

本調査レポート、「日本企業における人材開発の実態」についてはこちら

セレクションアンドバリエーション株式会社について

「組織・人事領域」に特化した高い専門性を持つ人事コンサルティングファーム。東証一部上場企業から従業員数数十名規模の中小企業まで多様な業種、規模の企業に対して戦略実現と業績向上に資する変革を支援。企業の人事戦略策定、人事制度設計、人事制度運用、組織風土改善、その他経営幹部教育など、人と組織にかかる変革を促進している。


会社概要
ミッション: 企業と個人の成長をあたりまえにする
会社名:   セレクションアンドバリエーション株式会社
本社所在地: 〒107-0062 東京都港区南青山2丁目2-15 ウィン青山1403
事業内容:  組織・人事コンサルティング
設立:    2006年3月有限会社として設立(2011年6月株式会社化)

まとめ

本調査により、企業規模によって抱える課題感や求めるスキルに違いがあることがわかった。同社が発行している調査レポートでは、より詳細な調査結果や提言も記載されている。参考にしてみては?