株式会社 明治がクラウド請求書受領サービス「Bill One」を導入

働き方を変えるビジネスデータベースを提供するSansan株式会社は、株式会社 明治(以下、明治)が、クラウド請求書受領サービス「Bill One」を導入したことを発表した。Bill Oneの提供を通じて、明治が推進する経理業務のデジタル・ペーパーレス化と、それに伴う多様な働き方の実現を後押しする。
概要
Bill Oneは、郵送で届く紙の請求書やメールに添付されるPDFの請求書など、あらゆる請求書をオンラインで受領・データ化し、月次決算の加速を後押しできるクラウド請求書受領サービスである。電子帳簿保存法にも対応している現在の受領機能に加え、今年7月には発行機能の提供を開始し、さらに2023年10月に導入されるインボイス制度に対応するべく、新たな機能の開発を進めている。企業はBill Oneを導入することで、請求書業務をデジタル化し月次決算を加速させるとともに、インボイス制度にも対応できるようになる。
導入背景と期待する効果
明治は、経理業務を効率化し多様な働き方を実現するべく、会計に関わる全ての証憑をペーパーレス化するプロジェクトを立ち上げ、請求書の受領から会計システム入力、電子保管までの経理業務全領域をデジタル・ペーパーレス化した新システムの導入を進めていた。その中で請求書の受領においては、全国に多数ある事業所が、毎月膨大な量の請求書の処理を行っていた。またコロナ禍をきっかけに、請求書をメールで受け取る機会も増加し、紙で受け取るものを含めた管理方法に課題を抱えていた。
Bill Oneであればあらゆる請求書を受領し正確にデータ化することができること、また受領に特化した使いやすいUIであることを評価し、新システムを構成するサービスの一つとして採用に至った。
あらゆる請求書を正確にデータ化
Bill Oneは、あらゆる形式の請求書を正確にデータ化し、クラウド上で一元管理することができる。データ化した請求書には、固有の情報を付加したり、関連する資料を添付したりすることができ、独自の請求書データベースを構築することが可能だ。
業務効率化を実現
Bill Oneを導入することで、さまざまな形式で受け取る請求書の振り分けや、紙で受け取った請求書をスキャンしてデータ化するなどのアナログな作業をデジタル化することができます。担当者に掛かる工数を削減することで、請求書に関する業務負担を減少させ、業務効率化を実現する。
電子帳簿保存法やインボイス制度への対応
Bill Oneは2022年1月に改正された電子帳簿保存法に対応しており、電子帳簿保存法の要件を満たした状態で、請求書データを一元管理することができる。また2023年に導入されるインボイス制度へ向けた開発も進めている。
まとめ
経理業務のデジタル・ペーパーレス化は多くの企業が課題として抱えているのではないだろうか。経理担当者の多様な働き方や業務効率化を実現させるために、自社の状況に合うツールを選定することが重要だ。