テレワークのデメリット1位は「オンオフの切り替え」メリハリをつけるための解決策は?

株式会社LASSIC(ラシック)(東京本社:東京都港区、代表取締役社長: 若山幸司、以下「LASSIC」)が運営する、「場所に依存しない働き方」を推進・支援する情報を発信するWEBメディア「テレワーク・リモートワーク総合研究所(テレリモ総研)」は、『テレワークにおけるオンオフの切り替え方についての変化』を公開した。
調査背景
新型コロナウィルス流行が活性化と鎮静化を繰り返すなか、テレワークという働き方が世間に少しづつ認知されていきた。
その一方で、テレワークにおけるデメリットが浮き彫りになってきている。特にテレワーク中の『オンオフの切り替え』については、テレワークを続けていくうえで大きな課題となっていくと言える。
今回はテレワークにおけるオンオフの切り替え方について、2020年度と2021年度で調査結果を比較し、特に回答の多かった項目についてその理由を考察した。
プライベートとの区別の難しさ

どちらの年度の調査でも、最も多かった回答は前述の通り男女ともに「仕事とプライベートの区別ができない」という結果となった。男性の回答は45.16%→45.3%とかすかに上昇、女性のテレワーカーからは38.92%→46.1%と大幅に上昇していることがわかる。
この原因のひとつとして、出社・退社の概念が薄いテレワークにおいては仕事のスイッチのオンオフを切り替えづらいということがあることが考えられる。逆に言えば、仕事のスイッチの切り替えがうまくできるようになれば、より効率よく、ストレスのないテレワークが実現できるということなのではないだろうか。そこで、仕事のオンオフの切り替え方について以前のデータと最新のデータを比較した。
多くの回答を得たのは2020年、2021年ともに『仕事部屋』『コーヒー』『身だしなみ』の3項目であった。そして、その3項目を選択した割合が増えていることもグラフからわかる。
調査概要
調査期間:2021年9月27日~2021年9月30日
調査対象:全国20歳〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女1035名
調査方法:インターネット調査
出典元:株式会社LASSIC
まとめ
今後、コロナウィルスの状況にかかわらず、業種によってはますますテレワークは定着していくだろう。そんな状況のなかで、『スイッチのオンオフ』について、環境整備やリフレッシュの時間の確保、身の回りなどといった部分で対策を行うテレワーカーが増えていることがわかった。仕事とプライベートを気持ちよく切り分けられれば、オフィスよりも快適なテレワーク環境の実現も可能になるだろう。