複雑な「シャドーIT」対策を始める前に、まずは社内利用SaaSの抽出
DX支援事業を手掛ける株式会社メタップス(渋谷区、代表取締役社長 山崎 祐一郎)が提供するSaaS一元管理ツール「メタップスクラウド」は、シャドーIT※対策の入口として従業員メールの「アドレス」と「件名」だけで社内で利用中のSaaSを一斉に抽出できるサービスの提供を開始した。
※企業や情報システム部門の担当者が把握していないSaaS(クラウドサービス)
開発の背景
近年、働き方改革や新型コロナウイルス拡大の影響により、テレワークを導入する企業が急激に増えた。それに伴い、場所を問わず簡単に利用開始できるSaaSの導入が増え、新たな課題が発生するようになった。その一つとして挙げられるのが「シャドーIT」である。「シャドーIT」とは、企業や情報システム部門の担当者が承認をしていないSaaSを社員(ユーザー)が無許可で利用している状況を指す。このような状況が続くと、無駄なコストを継続して支払い続けてしまったり、情報漏洩に繋がったりする可能性がある。
同社が提供を開始したサービスは、より簡単に、そして気軽にシャドーIT対策を始められるよう使用する情報は必要最低限であるメールの「アドレス」と「件名」だけにした。抽出した社内で利用中のSaaSリストに関しては後日フィードバックする。
サービス詳細
従来のシャドーIT機能(STEP2と3)に今回STEP1(新サービス)を追加し、シャドーIT対策の準備にかかる負担を取り除くことでシャドーIT対策をより簡単にはじめられるようになった。
抽出されたSaaSリストを元に改善できる3つのポイント
・利用しているSaaSを検知し、棚卸の効率化
・SaaSの整理によるコストの削減
・無許可利用のSaaSを検知して情報漏洩リスクを抑制
メタップスについて
「テクノロジーでお金と経済のあり方を変える」というミッションのもと、「世界を解き放つ」というビジョンを掲げ、グループの中核となるファイナンス事業・マーケティング事業・DX支援事業を通じて社会のDX化とフィンテックの発展を推進している。
会社概要
会社名:株式会社メタップス(英文名 Metaps Inc.)
所在地:東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号 渋谷スクランブルスクエア
代表者:代表取締役社長 山崎 祐一郎
設立:2007年9月3日
資本金:11,252百万円(資本余剰金を含む)※2022年6月末
まとめ
企業やシステム担当者が承認していないSaaSを無許可で利用する従業員が増えれば、管理が行き届かないことにより新たな問題へと繋がりかねない。急激に増加しているSaaSをいかに管理・把握するかは重要な課題のひとつだろう。