電子帳簿保存法と電子取引へ対応 新ソリューション登場

株式会社アイエステクノポート(本社:東京都港区、代表取締役社長:金澤廣志)は、電子帳簿保存法に対応し、Web請求などの電子取引も簡単に始められる「UT/400-iPDC・ClimberCloud連携」のための「UT/400 Cloud Connector」を10月12日に発売した。
概要
UT/400-iPDC・ClimberCloud連携は、同社のIBM i向け高機能グラフィカルPDF作成ツール「UT/400-iPDC」とNTTデータビジネスブレインズのバックオフィス業務支援ソリューション「ClimberCloud」とを連携させるソリューション。この連携により、IBM i(旧AS/400)上で利用中の帳票をそのまま活用して電子帳簿保存法への対応が可能になるほか、Web請求などの電子取引も容易に実現する。
新発売のUT/400 Cloud Connectorは、UT/400-iPDCとClimberCloudとの連携を高度に実現するためのオプション製品で、UT/400 Cloud Connectorを用いることにより、ビジネスニーズに即した帳票の電子保存や電子取引を効率的に行うことができる。
*ClimberCloudは、株式会社NTTデータビジネスブレインズ社の登録商標。
開発の背景

2024年1月に改正電子帳簿保存法の宥恕(ゆうじょ)期間(延期措置)が終了し、すべての企業に対応が義務づけられる。しかしながら同社が2022年夏に実施した調査では、大半のIBM iユーザーがこれから対応を進めることが明らかになっている。
この状況を踏まえて同社では、電子帳簿保存法への対応を短期間に、かつ効率的に行え、さらに電子取引へも容易に対応可能なソリューションとして、UT/400-iPDCとClimberCloudとの連携を企画し、その連携を容易にするツールとしてUT/400 Cloud Connectorを開発した。
「UT/400-iPDC・ClimberCloud連携」の5つのメリット
■REST API準拠のUT/400 Cloud Connectorにより、IBM i上のUT/400-iPDCとClimberCloudとの直接連携が可能。連携のためのWindowsサーバーなどは不要だ。
■現在利用中の帳票をそのまま活用して、電子帳簿保存法に対応可能。
■電子帳簿保存法の種別に応じて、段階的に電子帳簿保存法への対応が可能。
■電子帳簿保存法に対応した電子取引の仕組みを容易に構築できる。
■インボイス制度(2023年10月施行)への対応も容易に実現する。
まとめ
電子帳簿保存法への対応が思うように進んでいない企業は未だ多いようだ。自社に最適なツールを導入するなどして、対応を進めていく必要がある。まずは自社の状況と課題を把握することが重要だろう。