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2022年度グローバル従業員調査 被雇用者はスキルアップ、リスキリング、キャリアアップ重視

2022.12.15

Global Employment Platform™(グローバル雇用プラットフォーム)を提供するG-P(Globalization Partners、本社:米国マサチューセッツ州)は、第4回グローバル従業員調査の結果を発表した。この調査は、世界中のさまざまな地域で働く現代の労働者の全体的な心情、職業上の関心、キャリア目標を主要テーマとして実施したもの。

調査結果概要

この調査では、今日の従業員が将来的に専門性の高いキャリアに就けるよう積極的に投資しており、昨今の先行き不透明な経済状況にもかかわらず、新たな機会や異業種への参入に関心を持っていることが明らかになった。今日の従業員は給与以外の要素も含めてキャリアの価値を判断しており、幅広い選択肢を望んでいるようだ。

特に米国では、新しいキャリアや分野への転職を後押しする理由として、勤務時間を自由に選べる(34%)、若い頃にはなかったキャリアの機会(34%)と回答している。また、米国人労働者の5人中4人(79%)は現在の仕事に満足していると回答しているが、一方で転職も視野に入れている。また、米国人回答者の36%は転職のために2年間の教育を受けても構わないとしており、ほぼ4人に1人(24%)は教育の期間を最長4年間まで許容すると答えている。

また、スキルアップへの意欲のほか、転職において特に魅力を感じる理由として挙げられた「給与アップ」「やりがい」「新しいことを学ぶ」についても世界各国で一致している。

日本では、ほぼ3人に1人(32%)が、新しい分野やキャリアに転向するために、最長2年間の教育を受けても構わないと回答。65%が現在の仕事に満足していると回答する一方、54%は適切なオファーがあれば転職を検討すると回答した。転職において最も魅力的な理由の上位は、給与アップ(55%)、やりがいを感じたい(30%)、新しいことを学びたい(26%)となっている。また、大多数(77%)が、仕事に満足していないと仕事の質が低下することに同意した。

調査方法

実施日:2022年10月
対象者:15カ国約4000名の被雇用者(所在地はイギリス、ドイツ、オランダ、イスラエル、ドバイ、南アフリカ、カナダ、アメリカ、メキシコ、ブラジル、コロンビア、アルゼンチン、シンガポール、オーストラリア、日本)かつ、250名以上の企業で働く労働年齢層全体に分布する男女(均等)

まとめ

調査の結果、現在働いている人の大部分が今の仕事に満足していると回答する一方で、適切な機会があれば転職も視野に入れており、そのためには複数年に渡る教育やトレーニングを受けることを望む人がいることも明らかになった。人事計画等の参考にしてみては?