人材の「見える化」を活かした新事業「Talensfer」の企業募集・トライアルを開始
株式会社プラスアルファ・コンサルティング(本社:東京都港区、代表取締役社長:三室克哉)は、大手企業とベンチャー企業を結び付け人材のレンタルによる相互成長スパイラルを創出する「Talensfer(タレンスファー)」のリリースに向けたトライアルを開始する。
新事業「タレンスファー」企画の背景
諸外国に目を向けると、ベンチャー企業への盛んな投資により新たな成長分野をベンチャー企業がけん引しているのに対して、日本では十分なベンチャー企業が育っているとは言えない現状にある。
また、日本の大手企業の多くでは、既存事業の成長の頭打ちから新規成長分野への参入や立ち上げが急務となっており、そのために新たな事業領域にチャレンジする風土の醸成や人材育成などが課題となっている。そのための打ち手としてあげられるのが「人材の異動」だ。例えばグループ企業への出向によって新たな発見や化学反応を期待した人材の異動は行われているが、出向元による計画的なフォローといった育成視点が欠けている場合があり、また実態として新たな成長事業の創出といった具体的な成果に至らないなど、残念ながら成長戦略につなげられていない。
一方、ベンチャー企業に目を転じると、成長を加速するための人材が確保できないという課題を抱えており、ファンドから受けた投資の多くを採用費用に掛けているという例が少なくない。
双方の課題を同時に解決
プラスアルファ・コンサルティングが新たに開始する「タレンスファー」(タレント×トランスファーの造語)は、大手企業の新規事業立ち上げに向けた人材育成課題とベンチャー企業の人材不足課題とをマッチングし、大手企業の人材をベンチャー企業に一定期間限定のレンタルを行うことで、双方の課題を同時に解決するサービスである。
現在、大手企業に属している社員で、ベンチャー企業で経験を積みたいと希望した場合、転職という手段しかないが、企業側は貴重な人材の流出となり、社員にとっては今いる大きな組織を離れて挑戦するリスクをどうしても考えてしまい踏み切れないといった課題がある。
タレンスファーは期限付きのレンタルという形で、ベンチャー企業での経験を自社に持ち帰るという育成を主目的としており、またベンチャー企業にとっても大手企業に勤める優秀な人材を確保でき、大手企業、ベンチャー企業、そしてレンタルの対象社員も含めた「三方良し」のサービスとなる。
まとめ
企業間での人材レンタルにより人材の流動性を高め、新しいキャリアの育成機会を提供する本サービス。多くの企業に重宝されていくのではないだろうか。