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『2024年 ビジネスマナー実態調査』上司の8割「部下に指摘しない」20代で「自信なし」が顕著

2024.01.23

株式会社ライボ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:森宏記)の調査機関『Job総研』は、497人の社会人男女を対象に「2024年 ビジネスマナー実態調査」を実施。ビジネスマナーの項目と必要性の意識、またビジネスマナーを教わった経験有無とその年代別、さらに自信の有無及びその理由や部下のマナーと上司の指摘有無、そしてビジネスマナーと出世の関係性や出世意欲などを調査した。

調査実施の背景

現在職場にはコロナ禍入社の若手世代やコロナ以前に社会人となった世代など、3年間のコロナ禍を経て様々な価値観の人が働くようになった。そしてコロナ禍での価値観の変化によりコミュニケーションの在り方も変化する中、ビジネスマナーに対する意識にも世代によって捉え方に違いが出てきていると考えられる。職場の文化や”働く”に関する常識も個人によって異なりつつあるこの状況で、実際に働く社会人はビジネスマナーへどのような考えを持っているのか実態を把握するため、Job総研では本調査を実施。497人の社会人男女を対象に、ビジネスマナーの項目と必要性の意識、またビジネスマナーを教わった経験有無とその年代別、さらに自信の有無及びその理由や部下のマナーと上司の指摘有無、そしてビジネスマナーと出世の関係性や出世意欲などを調査した。

調査概要

調査対象者:現在職を持つすべての社会人、JobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
調査条件:全国 / 男女 / 20~50代
調査期間:2023年12月20日~12月25日
有効回答数:497人
調査方法:インターネット調査

ビジネスマナーと必要性

ビジネスマナーと必要性

Job総研ではまずビジネスマナーとその必要性について調査。回答者全体の497人にビジネスマナーだと思う項目を尋ねた結果「出/退社時の挨拶」が78.9%で最多となり、次いで「社外への敬語(75.9%)」「社内への敬語(66.2%)」が上位3つの回答となったことを明らかにした。また、同回答者にビジネスマナーの必要性を尋ねた結果「必要だと思う派」が88.7%で過半数を占めたことも報告している。なお、ビジネスマナーを教わった経験有無については「ある」が68.2%で過半数を占めた。

ビジネスマナーへの自信有無

ビジネスマナーへの自信有無

続いてJob総研は、自身のビジネスマナーへの自信があるかとの設問に「自信がない派」が49.1%となったことを明らかにした。年代別の回答では20代の「自信がない派」が57.0%で最多となり、次いで30代が53.4%、40代が44.9%、50代が36.8%と、若手層ほど自信がなく上司層ほど自信がある結果になっている。

なお、自身のビジネスマナーに自信があると回答した理由では「使う場面が多いから」が54.5%で最多。自信がないと回答した理由では「臨機応変な対応に苦手意識があるから」が48.8%で最多となっている。

部下のマナーと上司の指摘 出世への影響は?

部下のマナーと上司の指摘 出世への影響は?

Job総研は現在部下がいると回答した149人に部下のビジネスマナーは気になるかを尋ねた結果「気になる派」が57.8%で過半数を占めたと報告。一方現在上司がいると回答した460人は、上司からビジネスマナーの指摘を受けた経験について82.6%が「ない」と回答している。

また、ビジネスマナーは出世に影響するかとの設問に対しては「影響すると思う派」が84.0%で過半数を占めた。さらに出世意欲の有無については「出世欲がある派」は72.0%で過半数を占めたことが明らかになっている。

まとめ

調査結果を見ると「部下のビジネスマナーが気になる」とする上司が57.8%いる一方で、上司から指摘を受けた経験について82.6%が「ない」と回答しており、上司が指摘しづらい状況となっていることがうかがえる。ビジネスマナーに不安があれば個人で習得するか、上司へ自らフィードバックを求めていく必要がありそうだ。オフィスのミカタでは、中間管理職向けにビジネスマナーの基本をコラムで発信している。併せて参考にしていただきたい。

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