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若手リーダーの特徴は?30歳以下の管理職が今やりたいこと あしたのチーム調査

2024.08.30

株式会社あしたのチーム(本社:東京都中央区、代表取締役社長 CEO:赤羽博行)は、国内中小企業の組織課題や実態の把握を目的に、30歳以下で管理職2~3年目の若手管理職「新しい会社のリーダーズに関する調査」を実施。若手世代がなぜ管理職となり、どのようなことに取り組みたいと考えているか、その実態を明らかにした。

調査概要

調査方法:インターネット調査
調査対象:全国の企業に勤める30歳以下の正社員男女、部下のマネジメント経験が2年以上4年未満で、直接マネジメントする部下が2名以上いる人
回答数:216サンプル(男性:143人、女性:73人)
調査実施日:2024年7月10日~7月15日
出典元:【30歳以下の若手管理職 「新しい会社のリーダーズ」 に関する調査】(株式会社あしたのチーム)
※グラフの百分率は小数点第2位以下を四捨五入して表記しているため、グラフの数字の合計が100%とならない場合がある

自ら希望して管理職になった人は62.0% その理由は?

自ら希望して管理職になった人は62.0% その理由は?

本調査結果を見ると「Q. あなたは管理職になることを自ら希望していましたか。(単数回答、n=216)」に「希望していた」と回答した人は62.0%であることがわかる。

希望していた理由としては「収入を上げたかったから(47.8%)」「将来のキャリアアップのため経験を積みたかったから(35.8%)」「新しい挑戦をしたかったから(32.8%)」「自分の裁量でできることが増えるから(32.8%)」が上位に。管理職を希望する人は自身のキャリアを見据えて動いていることがうかがえる。

また、管理職になるためにした努力については「チーム内の連携が円滑になるような言動に努めた(38.1%)」「自身の強みと弱みを理解し、それに基づいて行動した(36.6%)」に続き、同率の35.1%で「個人の業績を上げた」「プロジェクトリーダーとして実績をつくった」「話し方のスキルを磨いた」が挙げられた。

管理職になることを「希望していなかった」と回答した人がその理由として最も多く回答したのは、同率30.5%の「自分のスキル不足を感じたから」「責任が重すぎると思ったから」だった。

今すぐやりたいことは「社内の風通し改善」「働き方改革」「社員の給料アップ」

本調査では「Q. あなたご自身が管理職として、今すぐにチャレンジしたいことや改革したいことをお答えください。(自由回答、n=216)」も質問。同社によれば、性別・年齢・上下関係に関わらず誰もが意見できる環境をつくり、コミュニケーション方法も改善して、社内の風通しをよくしたいと考えている人が多いという。

ライフワークバランスの改善や残業削減など、働き方改革に関する項目も多く挙げられ、生産性向上や業務効率化のための具体的な施策を実行したいという回答もあったことが報告された。

また、主に若手社員の給料を上げたいという回答もあったというが、単純な金額アップではなく様々な生き方・働き方に対応し、働きに対して適正な給料をもらい、みんなが自分らしく楽しんで働ける会社を実現したいという意見が挙げられていた。

まとめ

これからの時代を担っていくであろう若手管理職が、今どのようなことに取り組みたいと考えているかが明らかになった、今回の調査。彼らが実現したいと考えることの多くは、若い世代のためだけでなく、より働きやすい会社として成長していくために必要なことだろう。

また、管理職を希望しなかった理由の上位には、自信のなさや不安がうかがえる回答が並んでいる。若手が自信を持ち、安心して管理職を目指せるようなキャリアアップへの支援体制が整っているかという点も、改めて見直してみては?