掲載希望の方 オフィスのミカタとは
従業員の働きがい向上に務める皆様のための完全無料で使える
総務・人事・経理・管理部/バックオフィス業界専門メディア「オフィスのミカタ」

「人材が足りていない」半数以上【中小企業の人事・採用担当者が採用活動で注視していることや抱えている課題】に関する調査

2024.02.28

在宅ワーク専門求人サイト「PR市場」を運営する「マルチ救急24」(本社所在地:東京都江東区)は、中小企業の人事・採用担当者を対象に「中小企業の人事・採用担当者が採用活動で注視していることや抱えている課題」に関する調査を実施した。結果の概要を紹介する。

調査実施の背景

近年、少子高齢化などの影響で人材不足や人手不足の企業が増加。同社によれば、現在の業務以外の仕事をしたいと希望する転職者も増え続けているという。

同社は、企業が人材不足や人手不足になると、経営だけでなく職場環境の悪化や労働意欲の低下にもつながることから、どのくらいの中小企業が人材不足や人手不足になっているかに注目。中小企業の人事・採用担当者を対象に「中小企業の人事・採用担当者が採用活動で注視していることや抱えている課題」に関する調査を実施した。

調査概要

「中小企業の人事・採用担当者が採用活動で注視していることや抱えている課題」に関する調査
調査期間:2024年2月7日~2024年2月8日
調査方法:リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「PRIZMA」によるインターネット調査
調査人数:1008人
調査対象:調査回答時に中小企業の人事・採用担当者であると回答したモニター
調査元:マルチ救急24
モニター提供元:ゼネラルリサーチ

半数以上の企業で人材が「足りていない」

半数以上の企業で人材が「足りていない」

本調査に回答した人の業種は『製造業(26.2%)』『サービス業(20.1%)』『建設業(11.2%)』などとなっている。

同社はまず「業務をするにあたって、社内の従業員人数は足りていますか?」と質問。『足りている(11.4%)』『ある程度足りている(36.3%)』『あまり足りていない(40.3%)』『足りていない(12.0%)』と、半数超が人材は足りていないと回答したことが明らかになった。

続いて同社は「貴社の給料について今後どのような変化があると思いますか?」と質問し『上がる傾向がある(41.4%)』『下がる傾向がある(22.6%)』『横ばいになる傾向がある(36.0%)』との回答結果を得ている。

約6割の企業で採用活動が難航 求める年齢層とは?

約6割の企業で採用活動が難航 求める年齢層とは?

「現在、採用活動は順調ですか?」との質問には『あまり順調ではない(43.0%)』『まったく順調ではない(16.7%)』と、約6割が採用活動は順調ではないと回答している。
また「採用するにあたって、求職者の転職歴の許容範囲はどのくらいですか?」との質問で最も多かった回答は『3回(37.0%)』であった。

さらに同社は採用したい求職者の年齢層を尋ねた。回答では『30代前半(59.0%)』が最も多く、次いで『20代後半(48.2%)』『30代後半(42.1%)』と続いた。

「求める人材として重視するポイントは何ですか?(上位3つまで)」との質問では『コミュニケーションスキル(54.0%)』が最多となっている。

「リモートワークを強化していく」約半数

「リモートワークを強化していく」約半数

また同社は、リモートワークの現状について調査しており、約半数が『取り入れている(54.9%)』と回答したことを明らかにした。

さらに「今後のリモートワークについてどのように対応する予定ですか?現在リモートワークを取り入れていない方は今後取り入れる予定ですか?」との質問には『強化する予定(14.3%)』『やや強化する予定(35.6%)』と、約半数がリモートワークを強化していくと回答している。

まとめ

調査結果から、半数以上の中小企業で人材が不足していること、約6割の企業で採用活動が難航していることが明らかになった。積極的な採用活動を効率的に行っていく上で活用を検討したいのが、採用管理システムだ。採用に関する事務業務を効率化し、採用担当者がコア業務に集中できる環境を整えることで、より良い採用活動が行えるようになる。

採用管理システムの市場規模は拡大しており、2027年には33億米ドル規模に到達するというレポートも(※)。オフィスのミカタでは採用管理システムについて、選び方や導入のポイントをまとめている。併せて参考にしていただきたい。

※株式会社グローバルインフォメーションによる市場調査レポート「採用管理システムの世界市場 - 新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の影響分析:コンポーネント別 (ソフトウェア、サービス)・展開モード別 (オンプレミス、クラウド)・組織規模別 (中小企業、大企業)・業種別・地域別の将来予測 (2026年まで)」(MarketsandMarkets)プレスリリース参照

関連記事:採用管理システムが注目される理由とサービスの選び方 - オフィスのミカタ