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キャリアアップ志向は若手層ほど高い?派遣社員の約4割が「今後も同じ働き方をしたい」

2024.05.28

ウィルグループの株式会社ウィルオブ・ワーク(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:村上秀夫)は、運営する総合人材サービス『ウィルオブ』を利用する20歳~69歳の派遣社員2757名を対象に、アンケート調査を実施した。

調査概要

調査概要 :派遣社員の意識調査
調査期間 :2024年3月11日~3月24日
調査方法 :オンライン上でのアンケート調査
調査対象 :『ウィルオブ』を利用する20歳~69歳の派遣社員
有効回答数:2757
出典元:【全国2,700人の派遣社員の意識調査】派遣社員のキャリア感「今後も同じ働き方をしたい」が約4割!若年層ほどキャリアアップ志向が高くなる傾向に~総合人材サービス『ウィルオブ』利用者アンケート~(株式会社ウィルオブ・ワーク)

ライフステージに合わせて派遣社員を選択 仕事選びは「休日の取りやすさ」重視

ライフステージに合わせて派遣社員を選択 仕事選びは「休日の取りやすさ」重視

本調査ではまず、派遣社員を選んだ理由について質問。その結果、上位は「時給が高いから(40.0%)」「ライフスタイルに合わせた働き方ができるから(32.5%)」となっている。同社は本結果について、年代別で比較しており、どちらも30代と40代で相対的に選択率が高いとの結果が出ている。ライフステージの変化に伴って派遣社員という働き方を選択していることがうかがえる。

また「正社員での就業を希望していたが、なかなかチャンスがなかったから」はわずか8.9%であったことも明らかになった。

次に本調査は「仕事選びの際に仕事内容・給与・勤務地以外で重視するポイント」について質問している。その結果、最も多かった回答は「休日の取りやすさ(57.6%)」で、年代別にみると「30代(61.8%)」と「40代(63.3%)」で相対的に高い結果となった。次いで挙げられた「働く環境の快適さ(55.1%)」は、特に60代(66.0%)で高いことがわかった。

また同社は、全体で5番目となった「自己成長/キャリアアップ/スキルアップ(24.3%)」に注目。20代(31.9%)が他年代と比較して顕著に高いことから「特に20代の派遣社員は仕事選びの際に今後のキャリア形成への寄与を重視している」との見解を示した。

約4割が「今後も同じ働き方をしたい」 若年層ほど「キャリアアップ志向」が高まる

約4割が「今後も同じ働き方をしたい」 若年層ほど「キャリアアップ志向」が高まる

続いて本調査は「今後の自身の将来やキャリアに対する考え」について質問。最も多かったのは「今の状況に満足しているため、今後も同じ働き方をしていきたい(37.2%)」であったが、一方で62.8%が現状に満足しておらず、変化を求めているとも考えられる。年代別では、年代が高くなるにつれて現状満足度が高まる傾向が見受けられたという。

次いで多かったのは「今のスキルや経験を活かせる仕事でキャリアアップしていきたい(24.8%)」で、年代別では若年層ほどキャリアアップ志向が高くなる傾向がみられている。

また「利用してみたい成長支援サービス」としては「資格取得スクール」が40.0%で最多となっており、年代別では特に「40代(45.4%)」が高い。2番目に多かった「自己分析ツール(29.9%)」では特に「20代(33.1%)」が高かった。また、631名が選択した「正社員への雇用転換支援(22.9%)」では、特に「20代(28.8%)」と「30代(31.0%)」での選択率が高い結果となっている。

まとめ

本調査では派遣社員を選んだ理由として「正社員での就業を希望していたが、なかなかチャンスがなかったから」を挙げる人は1割に満たなかったが「正社員への雇用転換支援」については2割超が利用意欲を示している。

時給の高さや柔軟な働き方を理由に派遣社員を選ぶ人が多いようだが「今後も同じ働き方をしたい」とする人は4割未満であり、キャリアアップや他業種・他職種へのチャレンジ意欲を持つ人は一定数いるようだ。キャリアアップへの意欲は若年層で高いことも明らかになっている。派遣社員として働く人へキャリアアップの提案も含めた採用アプローチは、若年層を中心に効果が期待できるのではないだろうか。