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8割超が業務中の「説明疲れ」を実感 LOOV調査

2025.07.04

株式会社LOOV(本社:東京都目黒区、代表取締役 CEO:内田雅人)は、営業・マーケティング・カスタマーサクセス・人事などの業務従事者222名を対象に「業務における説明の負担や非効率」に関する実態調査を実施。同社はビジネス現場において、採用面談や営業活動、社員教育など、同じ内容を何度も説明する場面が日常的に発生している点に着目。個人の負担や組織の生産性に影響をもたらす可能性があるとして、その実態を可視化すべく、本調査を実施した。

調査概要

調査期間 : 2025年6月10日~6月12日
調査目的 : 業務における説明の負担感や効率化の実態を把握
調査対象 : 営業・マーケティング・CS・人事など業務従事者(222名)
調査方法 : インターネットリサーチ
調査主体 : 株式会社LOOV
出典元:業務の“説明疲れ”に関する実態調査レポート(株式会社LOOV)
※回答の構成比は小数第1位もしくは第2位を四捨五入しているため、合計は必ずしも100%にはならない

約8割が「同じ説明を複数人に繰り返す」場面を業務中に経験

約8割が「同じ説明を複数人に繰り返す」場面を業務中に経験

本調査ではまずはじめに、業務中に「同じ説明や解説を複数人に繰り返す」場面はあるか質問。その結果「よくある」「時々ある」と回答した人が79.0%にも及んだという。また、繰り返し説明を「手間だ」「非効率だ」と感じたことはあるか尋ねる項目では82.5%が「よくある」「時々ある」と回答している。

続いて本調査では「あなたが説明を行う側で、「またこの説明か…」と感じるのはどんな場面ですか」と質問。その結果「既存顧客への対応:62.0%」「新規の提案活動:39.5%」が上位に並び「会社説明・採用面談:26.5%」「新人教育:17.0%」「社員オンボーディング:7.0%」が続いている。

こうした業務における繰り返し説明を「手間」「非効率」だと感じる方の割合としては「会社説明・採用面談:94.3%」「新人教育:91.2%」「新規の提案活動:91.2%」が9割を超える結果となった。

マニュアルやFAQツールで工夫 9割超は「説明自動化」に関心

マニュアルやFAQツールで工夫 9割超は「説明自動化」に関心

次に本調査では「説明疲れ」への対処として使っている手段について質問。その結果「マニュアル:39.5%」「FAQツール:39.0%」「動画:32.0%」「口頭対応:25.0%」といった回答が寄せられたという。

また「説明を自動化するAIツールを使ってみたいですか」という質問には、繰り返される説明業務に非効率さをよく感じている回答者のうち91.9%が「ぜひ使ってみたい」「やや使ってみたい」と回答したことが明らかになった。特に採用や教育、営業といった負担が大きい業務ほど、導入意向が高まる傾向が見られたことも報告されている。

まとめ

個別対応が多く属人化しやすい業務において、繰り返し説明することへの負担感が顕著にみられていることが明らかになった。ツールの活用で対策をとっている人もいるものの、説明自動化ツールへの関心の高さから、改善の必要性を感じている人が多いと推察される。本調査結果も参考に、自社の状況についても把握・改善を進めてみてはいかがだろうか。