年度替わりの方針転換で「出社頻度が増加する」7割超 Job総研
転職サービス「doda」などを提供するパーソルキャリア株式会社が運営する調査機関『Job総研』は、327人の社会人男女を対象に「2026年 出社に関する実態調査」を実施。2026年度の出社実態や頻度、理想のはたらき方、また通勤実態やストレス、出社の必要性などを明らかにした。
調査概要
調査対象者:現在就業中のJobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
調査条件:全国/男女/20~50代
調査期間:2026年3月25日〜3月30日
有効回答数:327人
調査方法:インターネット調査
出典元:Job総研『2026年 出社に関する実態調査』を実施しました(パーソルキャリア株式会社)
26年度の出社頻度「週5日」が最多も、理想は「週3日」
本調査では、2026年度勤務先での出社回帰の有無について、20.2%が「あった」と回答した。2026年度の出社頻度としては「週に5日(48.3%)」が最も多く、次いで「週に4日(11.9%)」「週に3日(10.1%)」が続いている。
昨年と比べた2026年度の出社頻度については「増える(75.5%)」との回答が最多に。その理由として「会社の方針が変わった(39.7%)」「対面の方が進めやすい(18.2%)」「新しい仕事が始まった(16.2%)」という結果だった。
なお、2026年度の理想のはたらき方をたずねた項目では「出社派(53.2%)」が過半数を占めた。理想の出社頻度は「週に3日(20.8%)」が最多に。出社の必要性については「必要だと思う派」が76.8%だった。
通勤「非効率」6割、「ストレスを感じている」は7割超
次に、通勤時間をどう感じているかを質問。「非効率に感じる(62.8%)」が最も多く「有効活用できる(18.3%)」の3倍を超えた。
通勤時間の使い方としては「スマホ(SNS・ニュース)(57.8%)」「音楽・ラジオ(31.5%)」「勉強・自己研鑽(22.9%)」などが挙げられた。
また、通勤にストレスを感じるかをたずねた項目では、75.8%が「感じる派」という結果に。通勤ストレスが仕事に及ぼす影響については「生産性が落ちる(51.1%)」「通勤以前に出社が負担(48.6%)」「集中力が下がる(30.0%)」といった声が寄せられている。
まとめ
本調査では出社の価値は認めつつも、頻度は抑えたいという本音が明らかになった。意思疎通や育成機会については、対面したほうが圧倒的に成果を出せることから、出社への納得感も強い。
出社頻度の理想と現実には乖離もみられている。これには、通勤に負担感を感じていることのほか、集中力を要する業務はリモートのほうが効率的だったという経験も影響している、といえるだろう。
出社回帰の傾向が強まる中、働き手はコロナ禍の「リモートワークの経験」によりメリット、デメリットを実体験している。通勤に感じている負担は、その一例だ。時差出勤や出社日選択制なども含めた、制度設計や運用を進めていきたい。









