「新卒採用」担当者の約6割が「長期化・採用難傾向」と回答 リクルートMS調査
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:山﨑淳)は、株式会社日経BP(本社:東京都港区 代表取締役社長CEO:井口 哲也)が発行する「日経ビジネス」と共同で、毎年新卒採用を行っている従業員規模100名以上の人事部門で、採用領域に携わっている正社員を対象に「企業の新卒採用実態調査2026」を実施した。
調査概要
調査名:企業の新卒採用実態調査2026
調査目的:企業における新卒採用の現状や課題、採用構成の変化、採用施策の導入状況などを把握し、今後の新卒採用のあり方を明らかにする。
調査対象:
以下の条件を満たす正社員
・従業員規模100名以上の企業に勤務
・主たる勤務先企業が毎年新卒採用を実施している
・人事部門(本社人事・部門人事など)に所属
※職位(いずれかに該当)
・管理職(部長・課長など組織長で、採用戦略・方針の検討に関与)
・非管理職(新卒採用の企画・運営など採用プロセスに関与)
調査方法:インターネット調査
調査期間:2026年2月12日~15日
有効回答数:779名(管理職:412名/非管理職:367名)
集計方法:管理職と非管理職の間で大きな差が見られなかったため、分析にあたっては両者を合算した「全体」の結果を主に用いている。なお、一部設問では「わからない」という回答を除外して割合を算出しているため、設問によって有効回答数が異なる場合がある。また、図表・グラフの数値は、小数点第2位を四捨五入しているため、合計が100.0%にならない場合がある。
出典元:「企業の新卒採用実態調査2026」の分析結果を発表(株式会社リクルートマネジメントソリューションズ)
採用難度は上昇も、7割超が新卒採用を重要視
本調査では、勤務先企業の新卒採用の状況について「新卒採用において計画人数または必要人数の達成に苦戦している」「新卒採用が長期化している」が約6割となった。採用活動の難度が高まっている傾向がみられている。
一方で、73.3%が「新卒採用を続けることは会社の発展にとって重要」と回答。将来の成長を担う人材の確保や長期的な人材育成の観点から、新卒採用の意義は大きいと認識されている。ただし「新卒採用の今のやり方を変える必要がある」との回答も6割を超えており、従来型の採用手法については、見直しの必要性を感じている人が半数を超えた。
採用構成は「新卒」と「キャリア」を組み合わせる方向に
また、本調査では現在の採用状況と今後の採用活動に関する見通しについても質問。現在は新卒採用中心の企業が38.3%で最多となったものの、今後については「新卒採用が主だが、一部の部門・職種ではキャリア採用が主になりそうである(32.6%)」「新卒採用とキャリア採用が半々くらいになりそうである(21.6%)」という回答が目立った。
「新卒採用が主になりそうである(25.8%)」は減少傾向にあり、新卒採用とキャリア採用(中途採用)を組み合わせた採用構成へと移行する企業が増えていく可能性が高い、といえるだろう。
さらに、新卒採用の現場では受け入れ側の課題も判明。管理職の60.4%が新入社員の育成に時間や人員を十分に割けないと感じているほか、64.6%が新入社員のマネジメントに難しさを感じていた。採用後の育成やマネジメントの負担も同時に高まっているようだ。
まとめ
依然として企業成長において不可欠と認識されている新卒採用だが、難度の高まりと現場負担の増大を担当者が実感していることが、可視化された。
従来型の採用手法について見直しの必要性を感じている人も、6割を超えている。
「採用数の確保」から「採用から定着、活躍までの一体設計」へと転換しつつある、といえるだろう。キャリア採用との役割分担も明確にしつつ、受け入れ・育成体制も含めた強化を図りたい。












