ライフイベントを機に半数以上の女性が「キャリアを諦めた」 リモラボ調査
株式会社リモラボ(東京都渋谷区、代表取締役 佐伯正邦)は、リモートワーク実践スクール「リモラボ」の受講会員「リモラボメンバー」である女性778人を対象に「女性のキャリアに関する意識調査」を実施した。
調査概要
調査対象:リモラボメンバー
・リモートワーク実践スクール「リモラボ」の受講会員778名(女性のみ)
・約8~9割がフリーランス
調査実施期間:2026年2月12日~2026年2月16日
調査機関:自社調査
調査・集計方法:インターネット
有効回答数:778名
出典元:株式会社リモラボ調べ
「キャリアの自由な選択肢」実感できない3人に1人
本調査では、現在のキャリアにおいて「自由な選択肢を持っていると感じるか」と質問。その結果「あまり持っていない(30.8%)」「全く持っていない(5.4%)」と、3人に1人以上(36.2%)がキャリアの選択肢を実感できていないことが明らかになった。
ライフイベント(結婚・出産・介護など)と自身のキャリアの関係についても質問。「ライフイベントを機に、キャリアをあきらめた(または後回しにした)」と回答した女性は52.7%と半数を超えている。
外部環境より「自信のなさ」が要因か
続いて「ライフイベントを機に、キャリアをあきらめた(または後回しにした)」「将来、ライフイベントによりキャリアを制限せざるを得ない不安がある」と回答した人に対し、その道を選んだ(選ぶ予定の)理由について質問。
「周囲の状況や社会の空気から『そうすべきだ』と自分で判断した(40.1%)」が「自分自身が純粋に望んで選んだ(21.5%)」の約2倍で最多となった。
さらに、キャリアの選択肢を広げる上での障壁としては「自身のスキルや自信の不足(72.9%)」が最多に。次いで「家事・育児・介護の負担の偏り(56.2%)」「失敗した際のリスク(41.5%)」と続いた。
7割超の女性が「アンコンシャス・バイアス」に直面
次に「女性だから」「母親だから」という無意識の決めつけ(アンコンシャス・バイアス)について質問。74.0%もの女性が「経験がある」と回答した。
育休や時短などの「制度の充実」よりも「周囲の目や職場の雰囲気の方がキャリア選択に影響する」と答えた人は69.9%にのぼっている。
また、日本社会全体における女性活躍やキャリア環境の変化についても質問。「根本から変わるには20年以上かかる(28.4%)」「自分が生きている間は変わらない(11.3%)」と、約4割の女性が日本社会の長期的・根本的な変化に対して、極めてシビアな視線を向けていることも判明した。
まとめ
制度整備が進む一方で、実際のキャリア選択には「職場の空気」や「アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)」が大きく影響している実態が改めて示された。特に、ライフイベントを機にキャリアを諦める女性が半数を超えている点からは、制度の有無だけでは不十分であり、組織文化や心理的なハードルが依然として大きいことがわかる。
女性人材の活躍推進と組織の持続的成長に向けて、育休・時短などの制度拡充はもちろん、“使いやすい状態”にする運用設計や、職場の理解醸成が重要だ。
また、スキルビ不足や自信のなさが障壁として挙げられている点を踏まえ、リスキリング支援やキャリア面談の充実など、個人の選択肢を広げる取り組みにも注力したい。










