中小企業の「情報システム担当者」不在が約65% kubell調査
株式会社kubellストレージ(本社:東京都港区、代表取締役社長:中哲成)は、中小企業のファイル管理とセキュリティに関する実態を明らかにするため、ビジネスチャット「Chatwork」を利用する全国のビジネスパーソン505名を対象にアンケート調査を実施した。本調査は、情シス不在層の特定、電子化後の文書管理負荷の把握、オンプレミス利用企業に残る運用課題の可視化を目的としたもの。
調査概要
調査名:ファイル管理とセキュリティに関する意識調査
調査期間:2026年2月中旬より1週間
調査機関:株式会社kubellストレージ調査
調査方法:インターネット調査
調査対象:ビジネスチャット「Chatwork」を利用している全国のビジネスパーソン
有効回答数:505サンプル
出典元:中小企業の約65%が「情シス不在」。ファイル管理の電子化が進んでも解消されないファイル検索の非効率とデータ復旧への不安(株式会社kubellストレージ)
情シス担当者不在、各自で対応が約4割
本調査によると、ITシステムの管理体制について「担当者は誰もおらず、各自で対応している(38.8%)」が最も高い割合を示した。
また「他業務と兼任」または「担当者は不在」と答えた層は64.5%にのぼっている。中小企業では、ファイル管理のルールや保存先の運用が「個人任せ」になりやすいことがうかがえる。。
ファイル管理の「属人化」復旧への不安も
さらに同社は、ファイルの所在に関する設問(Q6)と電子化の状況に関する設問(Q8)をクロス集計。社内の電子化が進んでいたとしても管理が行き届いていない状況では「欲しいファイルを探すのに時間がかかる」と答えた層が約84%に達した。
電子化の有無だけでは検索性は改善せず、管理設計が不十分なまま電子化した場合、負荷がかえって増大することが示唆された。
続いて、ファイルの保存場所に関する設問(Q11)とデータの安全性に関する設問(Q12)の結果をクロス集計。「復旧できるか不安」と答えた層のうち、クラウドストレージ利用者が38.3%、社内サーバー・NAS(ネットワーク接続型ストレージ)利用者が27.5%を占めた。同社は背景に、保存先そのものよりも、バックアップ設定の理解や復旧手順の共有不足があるとみている。
まとめ
中小企業では情シス不在や兼任体制が多い、という実情が可視化された本調査。電子化を進めても「探せない」「復旧が不安」といった課題が解消されていない実態もうかがえる。
これからの時代、「情報システム」に精通した人材の採用はもちろん、外部人材の活用や自社での育成も視野に入れた人事戦略が不可欠だ。テクノロジーの進歩をふまえると、体制の整備にはあまり猶予がないだろう。
高度な専門知識がなくてもできる、「ファイルの保存名ルール」「保存先の統一」など着手できることはたくさんある。できるところから、進めていきたい。












