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職場の将来に約半数が不安感「ビジョン浸透」に課題 クレオ調査

2026.07.24
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株式会社クレオ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:横井司)は、20代~50代の会社員500人を対象に「職場の未来と中長期ビジョンに関する調査」を実施した。調査では、46.4%が職場の将来や今後の成長に不安を感じている一方、中長期ビジョンの必要性を感じる人は83.4%に上った。しかし、自社のビジョンを「内容まで理解している」と回答した人は24.8%にとどまり、ビジョンの浸透に課題がある実態が明らかとなった。

調査概要

調査対象:20代~50代の会社員 ※派遣・契約社員、公務員、自営業、パート・アルバイトは除く
調査人数:500人
調査期間:2026年6月5日~2026年6月8日
調査方法:インターネット調査
調査実施:株式会社クレオ
出典元:「職場の未来と中長期ビジョンに関する調査」を公開┃働く人の2人に1人が「職場の“未来・今後の成長”に不安あり」(株式会社クレオ)

半数近くが「職場の将来に不安」

半数近くが「職場の将来に不安」

本調査では、職場の未来や今後の成長について「不安を感じている(やや不安を含む)」と回答した人は46.4%だった。

経営への厳しい視線も

経営への厳しい視線も

不安を感じる理由としては「優秀な人材の確保が難しい(34.1%)」「社員のモチベーションが低い(34.1%)」が最多に。次いで「経営陣・上層部のリーダーシップや経営手腕への疑問(28.5%)」が挙げられている。

人材不足や組織活力への懸念だけでなく、経営層の方向性や意思決定への不安も、従業員が将来に不安を抱く要因となっていることがうかがえる。

中長期ビジョンは必要でも、理解は約4人に1人

中長期ビジョンは必要でも、理解は約4人に1人

続いて、中長期ビジョンについて質問。83.4%が「必要」と回答した一方、自社のビジョンを「内容まで理解している」と答えた人は24.8%にとどまった。

一方で「理解していない」は48.0%と半数近くを占め、企業が掲げるビジョンが十分に現場へ浸透していない実態が浮き彫りになった。

また、中長期ビジョンを必要と感じない理由では「きれいごと・建前に聞こえる(28.9%)」「上から押し付けられているように感じる(27.7%)」が上位に。トップダウンの一方的な発信では、従業員の共感を得にくいことが示唆されている。

理解が進めば評価も向上 課題は「浸透プロセス」

理解が進めば評価も向上 課題は「浸透プロセス」

一方で、自社の中長期ビジョンを理解している人の75.8%は、その内容を「よくできている」と評価していた。この結果から、課題はビジョンそのものではなく従業員に伝え、日々の業務と結び付ける「浸透プロセス」にあると考えられる。

また、ビジョン策定時に社外支援を希望する人は53.0%と過半数に達している。求める支援内容としては「課題の整理・現状分析(34.7%)」「客観的な第三者視点(32.1%)」「社会変化やトレンド予測(27.2%)」などが挙げられ、客観的な視点を取り入れたビジョン策定へのニーズもうかがえた。

まとめ

本調査では、多くの従業員が中長期ビジョンの必要性を認識している一方で、その内容を理解できている人は限られており、経営層が描く将来像と現場との間にギャップが生じていることが明らかになった。理解している従業員ほどビジョンを高く評価していることからも、重要なのはビジョンを策定することではなく、「日々の業務と結び付けながら浸透させるプロセス」といえるだろう。

企業には、ビジョンを自分事として捉えられる対話や研修、ワークショップの設計、社内コミュニケーションの活性化や継続的な情報発信などが求められる。

経営層の思いを一方的に伝えるのではなく、従業員との双方向のコミュニケーションを通じて共感を醸成。組織全体で、同じ方向を目指せる環境づくりにつなげていきたい。