働く女性の9割超「夏の暑さでパフォーマンス低下」実感 SHE調査
SHE株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役CEO/CCO:福田恵里)は、女性235名を対象に実施した実態調査の結果をまとめた「酷暑時代の女性の働き方白書」を公開した。調査では、働く女性の91.9%が夏の暑さによる働きづらさを感じており、約9割が仕事のパフォーマンス低下を実感していることが判明したという。また、4人に1人が暑さを理由とした退職・転職を考えたことがある、あるいは身近で見聞きした経験があると回答し、酷暑が人材定着にも影響を及ぼし始めている実態が明らかとなった。
調査概要
調査目的:夏の暑さが働き方に及ぼす影響と、酷暑時代に求められる働き方や企業の支援のあり方を明らかにするため
調査方法:SHE受講生向けアンケート調査
調査対象:SHE受講生 女性 (20代 23.4%, 30代 52.8%, 40代 19.6%, 50代 3.4%, 60代 0.9%)
有効回答数:n=235名
調査期間:2026年6月29〜7月1日
調査主体:SHE株式会社 調べ
出典元:SHE株式会社
※調査結果は小数点以下第2位を四捨五入し、合計が100%となるよう一部数値を調整
約9割が「働きづらさ」「パフォーマンス低下」を実感
本調査では、働く女性の91.9%が、夏の暑さによる「働きづらさ」を感じていることが明らかになった。じつに、約9割が仕事のパフォーマンス低下も実感している。
通勤負担や職場環境が業務パフォーマンスに影響
夏場の仕事で困ることとしては「疲れやすい」「通勤がつらい」が上位に挙がった。通勤時に体力を消耗し、出社時にはすでに疲労を感じているほか、汗をかいた状態で冷房の効いたオフィスに入ることで体調を崩し、業務に集中できないといった声も挙がっている。
さらに、4人に1人が暑さを理由とした退職・転職を考えたことがある、または身近で見聞きした経験があると回答。一方で、勤務先の暑さ対策について「サポートがない」「十分ではない」と回答した人は約7割に上っており、個人の工夫だけでは対応しきれない状況もうかがえた。
暑さ対策は従業員の健康管理だけでなく、生産性維持やエンゲージメント向上の観点からも重要な経営課題となりつつある。
フルリモートへの期待高まる 柔軟な働き方にニーズ
夏の働きづらさについて約7割が改善を望んでいる一方「働き方や環境を変えたい」と回答した人は約3人に1人にとどまった。。制度や業務上の制約から行動に移せない実態も見えてきた。
夏季限定で実現したい働き方では「フルリモート勤務」が最多となり、暑さに応じて働く場所を柔軟に選べる環境へのニーズが高いことも明らかになった。
同社は白書の中で、気候変動が進む将来を見据え「気温シフト制」や「暑さ手当」など40℃時代を想定した働き方についても提言した。
まとめ
猛暑の常態化は、従業員の健康や生産性だけでなく、採用や人材定着にも影響を及ぼす課題となりつつある。今回の調査では、暑さを理由に退職・転職を検討する人が一定数存在する一方で、企業の対策が十分とは言えない現状も明らかになった。
空調環境や熱中症対策、福利厚生の見直し、リモートワークやフレックスタイムなど柔軟な勤務制度の整備などが有効内対策といえるだろう。猛暑・酷暑を季節課題ではなく、「働きやすさ」につながる制度や職場環境の整備につなげていきたい。












