「転職意向者が求める職場」と「経営者の認識」にズレ ECOTONE調査
株式会社ECOTONE(本社:東京都港区、代表取締役社長:堂上研)は、有職者1339名(うち転職意向者309名、経営者515名)を対象に「ウェルビーイングな働き方(Well-Working)に関する基礎調査2026」を実施した。
調査概要
調査目的:これから職場を選ぶ人(転職意向者)が求める職場と、経営者が実現できていると考える職場のギャップ(Well-Working Gap)を定量化する
調査期間:2026年3月23日〜25日
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国20-69歳の有職者(転職意向者・経営者・管理職・人事担当者、企業規模別)
回答者数:1339サンプル(うち転職意向者309名・経営者515名 ほか)
調査企画・分析:株式会社ECOTONE、QO株式会社/実査:株式会社マクロミル
出典元:「ウェルビーイングな働き方(Well-Working)に関する基礎調査2026」(株式会社ECOTONE)
転職意向者が重視するのは「助け合える職場」
本調査ではまずはじめに、転職意向者に「働く上で大切にしたいこと」について質問。その結果「困ったときに助け合える(81.2%)」「楽しく働ける雰囲気(76.4%)」「オンとオフのリズムを持ちながら回復できること(76.2%)」が上位に並んだ。
一方で「がんばりが正しく収入で報われる(65.6%)」は10位だった。給与や待遇よりも、安心して働ける人間関係や心身を回復できる環境を重視する傾向がうかがえる。企業文化や日々のコミュニケーションが、転職先選びにおける重要な判断材料になっているようだ。
「日常の実感」に大きな認識ギャップ
続いて、転職意向者が求める割合と、経営者が「自社で実現できている」と考える割合を比較。その結果「オンとオフのリズムを持ちながら回復できること」が36.9ポイント差で最大となった。
「がんばりが収入で報われる(31.0ポイント)」「楽しく働ける雰囲気(28.4ポイント)」「困ったときに助け合える(28.2ポイント)」「やりたいことを聴いてもらえる(28.2ポイント)」が続いた。一方で「自由な働き方」や「社会貢献」ではギャップが小さかった。
制度や企業理念といった可視化しやすい取り組みよりも、日常的な人間関係や職場の雰囲気、働きやすさといった「実感の伴う要素」で転職意向者と経営者との認識のずれが大きいことが示された。
まとめ
本調査では、転職を検討する人が求める職場環境と、経営者が実現できていると認識する職場環境との間に、大きなギャップがあることが明らかになった。特に「助け合える職場」や「回復できる働き方」「楽しく働ける雰囲気」といった日常の職場体験は、制度だけでは補えない重要な要素といえる。
人材獲得や定着が課題となる中、エンゲージメント施策やマネジメント支援、働きやすい職場環境やコミュニケーションを促進する仕組みづくりなど、バックオフィスが担う役割はますます大きくなっている。
制度を整えるだけでなく、従業員が日々「安心して働ける」と実感できる環境を構築できているかを見直し、ウェルビーイングの向上と組織力の強化につなげていきたい。










