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中小企業のAI積極活用層「使いこなせていない」約7割 ラクスル調査

2026.07.29
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ラクスル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 グループCEO:永見世央)は、従業員数2~100名規模の中小企業に勤務する経営者・従業員300名を対象に、AI活用に関する実態調査(第2回)を実施した。調査の結果、AIを積極的に活用している層でも67.7%が「使いこなせていない」と感じており、AI活用の定着には実践的な支援が求められていることが明らかになったという。

調査概要

調査期間:2026年5月29日~2026年6月1日
対象者:従業員数2~100名の中小企業経営者・従業員300名
調査方法:第三者機関インターネット調査
出典元:中小企業のAI積極活用層、67.7%が「使いこなせていない」(ラクスル株式会社)

AI活用は「個人の業務効率化」が中心

AI活用は「個人の業務効率化」が中心

本調査では、「AI活用によって生産性や業務効率が向上した」と回答した人に成果について質問。その結果「情報収集・文書作成など日常業務が速くなった(54.9%)」との回答が最多だった。

次いで「アウトプットの品質・精度が向上した(36.4%)」が挙げられた。一方で「特定業務の自動化(4.3%)」「業務フロー全体が変わった(1.9%)」は低い割合を示しており、AI活用は業務改善の一部にとどまっている実態が浮かび上がった。

また、AIを積極的に活用している層でも「非常に感じる(11.8%)」「やや感じる(55.9%)」を合わせた67.7%が「AIを使いこなせていない」と回答している。

独学が主流、求められるのは実践的な支援

独学が主流、求められるのは実践的な支援

さらに、AI利用経験者の87.3%が、思うような結果が得られなかった経験があると回答した。「思った通りの回答・結果が出ない(53.6%)」「プロンプトの出し方がわからない(41.7%)」「出力結果の精度が低い(34.4%)」などが上位を占めている。

AIの習得方法は「実際に使いながら覚えた(35.9%)」が最も多かった。「書籍・ネット記事による自己学習」「YouTubeやSNSなどの動画による自己学習」がそれぞれ27.7%となるなど、独学が中心だった。一方で「社内の詳しい人から教わった(15.5%)」「社外の専門家から教わった(2.3%)」など、体系的な学習機会は限られていることがわかった。

AIを業務で使いこなすために必要な支援としては「すぐ使えるテンプレート集(31.0%)」が最も多く「個別サポート・相談窓口(25.3%)」「同業者の活用事例集(23.0%)」が続いている。

まとめ

生成AIの導入は中小企業にも広がっているものの、その活用は依然として文書作成や情報収集など個人レベルの業務効率化が中心となっているようだ。

今回の調査では、積極的な利用者であっても多くが使いこなせていないと感じており、AI活用が個人の試行錯誤に依存している実態が明らかになった。

生成AIを活用した業務効率化への期待は高まっている。その一方で、適切なプロンプトの作成方法や活用ノウハウの不足は、業種や職種を問わず共通の課題といえる。ツールの導入後、業務に合わせたテンプレートや活用事例の共有、相談体制の整備など、実践的な支援を組み合わせることで、組織全体への定着を進めたい。