シニアの再就職「年齢の壁」が応募条件の最大の苦労に マイスター60調査
シニア人材サービスを展開する株式会社マイスター60(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山脇雅彦)は、同社で就業中のスタッフを対象に「仕事観と就業実態のアンケート調査」を実施した。
調査概要
調査名:マイスター60 スタッフアンケート2026
調査主体:株式会社マイスター60
調査対象:同社で就業中のスタッフ308名
有効回答数:224名
回答率:72.7%
調査期間:2026年6月
調査方法:Microsoft Formsによるアンケート調査
回答者属性:70歳以上49.6%(70〜74歳32.6%・75歳以上17.0%)、65~69歳34.8%
比較データ:2024年6月実施の同形式調査(回答178名)
出典元:【プレスリリース】 敬老の日・シニアの再就職/就業実態調査 〜再就職を経て働き続けるシニアの現在。224名の意識・実態調査〜 「健康である限り働きたい」46%で最多、75歳以上では7割超に 再就職の壁は、「応募案件探し(年齢の壁)」71%で最多 それでも74%が新しい仕事への挑戦を希望(株式会社マイスター60)
※本調査は、同社で就業するシニア人材、特に設備管理で働く派遣スタッフを中心とした回答の傾向
※2024年調査との比較は、設問形式が一致する項目のみ参考値として実施
再就職では「応募案件探し」が最大の壁に
本調査によると、再就職で最も苦労したこととして「応募案件探し(年齢の壁)(71.0%)」が最多だった。何らかの苦労を挙げた人は92.3%にのぼっている。
年齢別では「応募案件探し(年齢の壁)」が年齢に伴って上昇。64歳以下の48.6%から、65~69歳では74.0%、70~74歳では80.6%だった。年齢が上がるほど、再就職における求人への「応募段階での壁」が大きくなっているようだ。
一方で、現在の仕事が終了した場合に「新しい仕事に挑戦したい」と回答した人は74.1%に。再就職で「年齢の壁」に苦労した人に限っても75.2%だった。挑戦したい仕事では「スキルを活かせる仕事(54.8%)」「体の負担が少ない仕事(27.1%)」が上位に挙げられている。
4割超のシニア人材が「健康である限り働きたい」
続いて、何歳まで働きたいと考えているかを質問。最も多かったのは「健康である限り(45.5%)」だった。そのほか「75歳迄(26.8%)」「70歳迄(15.2%)」「80歳迄(9.8%)」という結果に。82.1%が75歳まで、またはそれ以降も働きたいと回答したことが明らかになった。
「健康である限り」と回答した割合は、65~69歳で30.8%、70~74歳で47.9%、75歳以上では73.7%に。特に75歳以上では7割を超えており、年齢を重ねても就業を続けたい意向がみられる。
働く目的としては「収入を得るため(63.8%)」が最多に。続いて「社会との関わり維持のため(50.4%)」「自己の経験を活かすため(29.5%)」「生きがいのため(21.0%)」という結果だった。
「経験を活かせる仕事」「柔軟な就業環境」がポイントに
現在の仕事が「経験を活かした職種」である人は73.0%に。仕事にやりがいを感じている人の割合は、経験を活かした職種で79.0%、経験とは異なる職種では64.4%と、約15ポイントの差がみられた。
仕事内容への満足度は全体で77.7%。勤続年数別では、1年未満が65.6%、1~5年が77.2%、5年以上が90.3%となり、勤続年数が長い層ほど満足度が高いことも明らかになった。
なお、現在の仕事を長く続けるために重要なものとしては「自らの体調/家族の理解(69.6%)」が最多に。次いで「職場環境(25.9%)」「勤務形態(週2~3日勤務、時短勤務等)(25.4%)」「報酬(22.8%)」が続いている。
また、AIを「常に活用している」「時々活用している」と回答した人は47.1%で、75歳以上でも47.4%だった。リスキリングについても、22.5%がすでに行動に移しており、57.2%が「始めようと考えている」「気にはなっている」と回答。約8割が前向きな姿勢を示した。会社のIT化についても、92.3%が「問題ない」と回答した。
まとめ
今回の調査結果からは、シニア人材の就業継続において「働きたい意欲」と「再就職時の年齢の壁」が併存している実態が見える。再就職で「応募案件探し(年齢の壁)」に苦労した人は71.0%にのぼる。一方、74.1%は現在の仕事終了後も新しい仕事への挑戦を希望しており、その54.8%は「スキルを活かせる仕事」を求めている。
また、現在の仕事を長く続ける上では「自らの体調/家族の理解」が突出して高い割合を示した。企業としては、年齢だけで応募機会を狭めるのではなく、これまでの経験やスキルを活かせる役割を検討するとともに、勤務形態や職場環境など、長く働き続けられる就業条件を整えていきたい。













