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「見えにくい貢献の承認」により就業継続の意向が向上 リクルートMS調査

2026.09.03
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株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:山﨑 淳)は、会社勤務の正社員を対象に「人事評価と職場における感謝・称賛に関する実態調査」を実施した。調査期間は2026年5月15日~17日、有効回答数は328人。人事制度の重要度や満足度、評価制度に求められる要素、職場における感謝・称賛の実態などを調査した。

調査概要

人事評価と職場における感謝・称賛に関する実態調査
調査日: 2026年5月15日~17日
対象者:会社勤務の正社員
※「自社の人事評価制度がある」と回答した人
※勤務先の従業員規模は300名以上
調査方法:インターネット調査
有効回答数:328名
出典元:「人事評価と職場における感謝・称賛に関する実態調査」の分析結果を発表(株式会社リクルートマネジメントソリューションズ)

「評価制度は重要」62.2%も満足は23.2%

「評価制度は重要」62.2%も満足は23.2%

本調査で人事制度について「重要」と回答した割合は賃金制度75.9%、評価制度62.2%、昇進・昇格制度51.5%だった。一方で「満足している」と回答した割合は賃金制度29.6%、評価制度23.2%、昇進・昇格制度24.4%にとどまった。重要度と満足度の間に、大きなギャップが見られた。

また、モチベーション低下要因として「評価が低いこと(29.3%)」「見えにくい貢献が認められないこと(26.8%)」などが挙がった。賃金だけでなく、日々の仕事や貢献がどのように評価されるかも、働く意欲に影響していることがうかがえる。

「評価理由の説明」「評価者の一貫性」が納得感を左右

「評価理由の説明」「評価者の一貫性」が納得感を左右

評価制度については「評価基準が明確であること」が勤務先・本人ともに重視される。一方で「評価者によるばらつきが小さいこと」は本人が望ましいと考える割合が30.5%となり、勤務先が重視していると思う割合を8.9ポイント上回っている。

また「直接評価につながらないが、重要な仕事も見られていること」でも8.3ポイントの差が生じたことがわかった。

さらに、評価理由の説明に関する期待が満たされている人ほど、ワーク・エンゲージメントが高い傾向が見られたという。直近の人事評価への満足度は53.0%で、満足理由には「自己評価と概ね一致している」「上司と定期的に話し合える」などが挙げられた。

「感謝」「称賛」を実感できる職場ほど就業継続意向が高い

「感謝」「称賛」を実感できる職場ほど就業継続意向が高い

さらに本調査では、職場で「日常的に感謝の言葉が交わされている」と回答した人は56.7%だったことが判明。一方で「良い仕事や成果がきちんと認められている(41.8%)」「成果だけでなく、努力や工夫も認められている(38.4%)」「目立ちにくい貢献にも気づいてもらえる(27.7%)」との声はそう多くない。

「感謝」「称賛」の実感が高い群では、就業継続意向の平均が4.20と、低い群の2.90を1.30ポイント上回り、バーンアウトや離職意向も有意に低かった。人事担当者には、評価基準や処遇への反映だけでなく、評価理由を伝える対話や、日常の努力・工夫など「見えにくい貢献」を認める仕組みづくりが求められているといえる。

まとめ

評価制度を重要と考える人が62.2%に上る一方、満足している人は23.2%にとどまり、制度への期待と実感に大きな差があることが分かった。また、評価理由の説明や上司との対話が、評価への納得感やワーク・エンゲージメントに関係していることも明らかになった。

さらに、「感謝」「称賛」を実感できる人ほど、就業継続の意向が高かった。とはいえ「目立ちにくい貢献」に気づいてもらえていると感じている人は、わずか27.7%にとどまることが報告された。

制度としての人事評価を整えるだけでなく、日常の努力や周囲への貢献を認める職場づくりの重要性が示唆された、本調査。人材の定着につなげるためにも、ぜひ参考にしたい。