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2026年9月「飲食料品値上げ」今年最多の4923品目 TDB調査

2026.09.01
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株式会社帝国データバンク(以下:TDB)は、主要な食品メーカー195社を対象に、2026年9月以降における飲食料品の値上げ動向と展望・見通しについて分析を実施。2026年9月の値上げは4923品目に上り、2026年で最多となることを報告した。2026年1~11月までの判明分では累計1万9083品目に達し、年間では2万品目を超える見通しとなっている。

9月は4923品目 2026年で最大の値上げラッシュ

9月は4923品目 2026年で最大の値上げラッシュ

主要な食品メーカー195社における2026年9月の飲食料品値上げは4923品目、値上げ1回あたりの平均値上げ率は月平均11%となった。前年9月(1467品目)から約3倍に増加し、単月で4000品目を超えるのは2025年4月(4225品目)以来、1年5カ月ぶり。2023年4月(5404品目)に次ぐ、過去4番目の多さとなった。

食品分野別では「調味料(1959品目)」が最多となり「加工食品(1848品目)」が続いた。加工食品は単月で1000品目を超える状態が3カ月連続となり、値上げラッシュが本格化した2023年2~4月以来、約3年半ぶりの高水準となっている。

2026年の値上げ累計は1万9083品目 前年超えの見通し

2026年の飲食料品値上げは、1~11月までの判明分で1万9083品目に。年間では2万品目を超えることが確実となり、前年の2万609品目を上回るとみられている。

また、10月には3033品目の値上げが予定されており、4カ月連続で単月2000品目を超える見通しだ。なお、2カ月連続で単月3000品目を超えるのは2023年6~7月以来、約3年ぶりとなる。

年間の食品分野別では「加工食品(6775品目)」が最も多く、前年実績の4791品目を約4割上回ることが判明。「菓子(1336品目)」「原材料(624品目)」も前年の値上げ品目数累計を上回っている。

原材料高が9割超 エネルギーや中東情勢も影響

値上げ要因では「原材料高(90.7%)」が最も高かった。また「エネルギー(65.1%)」が上昇傾向に転じ、2025年8月調査以来1年ぶりに65%台となっている。「中東情勢」を要因とする値上げは27.8%で、全体の約3割を占めることがわかった。

TDBは2026年の食品値上げについて、「中東情勢の悪化に伴う原油供給の混乱による石油由来資材の価格上昇に加え、従前から続く人件費・物流費を中心とした国内インフレが重なった」と分析。今後も中東情勢や為替動向など外部環境の影響を受けやすい状況が続き、2026年後半にかけても断続的な値上げが続くとみている。

出典元:「食品主要195社」価格改定動向調査 ― 2026年9月(株式会社帝国データバンク)
※品目数および値上げは、各社発表に基づく。また、年内に複数回値上げを行った品目は、それぞれ別品目としてカウント
※値上げ率は発表時における最大値を採用。なお、価格据え置き・内容量減による「実質値上げ」も対象に含む

まとめ

9月の値上げは4923品目と2026年で最多となり、1~11月の判明分も1万9083品目に達した。2026年の飲食料品値上げが、年間を通じて高水準で推移していることを改めて実感する。さらに、10月も3033品目の値上げが予定されており、年間では前年の2万609品目を上回る見通しだ。

こうした中、値上げが発生するたびに個別対応するのではなく、今後も価格改定が続く可能性を踏まえ、飲食料品に関する支出への影響を継続的に把握することが重要になるだろう。

特に、9月だけで4923品目、10月も3033品目の値上げが予定されていることから、価格改定の動向を定期的に把握することが不可欠だろう。値上げが続く状況を前提に、必要に応じて予算や発注計画を見直していきたい。