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英語圏で89%の読者が絶賛したビジネス書が日本で賛否わかれた謎。追究したら日本人の変わったビジネス癖が見えてくる?

2019.10.15
正木 伸城(まさき のぶしろ)

 アメリカで流行したビジネス書『The Third Door』はAmazonレビューで90%の読者が5つ星をつけた本だ(2019年10月10日時点)。同書は本年『サードドア』の訳で日本でも出版された。しかし日本での反響は対照的だった。Amazon上での賛否はわかれ、辛辣な意見も多くでた。両国での反応の違いは鮮明だ。
 なぜ、このような差異が生まれたのだろうか。
 試みに近年ヒットした『FACTFULNESS』(※1)も調べてみた。すると、アメリカでは同書が「5つ星」80%を獲得していたのに対し、日本ではこれまた賛否がわかれていた。
 不思議である。
 なぜこうなってしまったのだろう。
 私は、スタジオジブリの映画「千と千尋の神隠し」が欧米で予想よりヒットしなかったことを思いだした。共通点があるかもしれない。
 本稿では、この違いを取り上げる。素材は書籍『サードドア』。この検討によって、ひょっとしたら日本人に顕著な「ビジネス癖」が見つかるかもしれない。癖がわかれば、ビジネスにおける日本人の弱点も明らかにできる。
 未知の「密林」のとば口へ、おつきあいいただきたい。

ビジネス書『サードドア』に関するネガポジ両意見の内容とは

 繰り返しになるけれど、日本映画の興行収入ランキングで歴代1位を独走する「千と千尋の神隠し」(※2)が、かつて欧米で想定外な反応に見舞われた。その時にさまざまな界隈で、「アメリカは一神教の国」「日本は多神教的な八百万(やおよろず)の神の国」といった宗教的背景や国民性の違いがフォーカスされた。
 『サードドア』への反応の差異も、これに似たものかもしれない。
 同書は、ビル...

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