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Web・オンライン面接ツールを導入目的から要件定義した主要なおすすめツールを紹介

2021.12.13

コロナ禍において、対面の面接が困難になり代替案としてのWeb面接が主流になりつつある。今ではWeb面接ツールも様々な企業が提供しており、ただオンラインで面接が行えるだけでなくコスト削減や採用強化といったメリットが得られる。本記事ではWeb面接ツールの導入目的や、オススメのツールについて解説する。

Web・オンライン面接ツールの主な導入目的

Web・オンライン面接ツールはビデオ通話を用いた面接方法だが、導入することで様々なメリットを享受できる。ここでは主な導入目的について詳しく触れていこう。

コロナ禍における採用手法を確立する
コロナ禍において、テレワークを導入した企業は社員がオフィスに常駐することが少なくなっただろう。その場合、面接の参加者全員のスケジュールを合わせることは難しい。また、求職者も公共交通機関を用いた移動などを敬遠したい気持ちがあるだろう。そういった社会的背景を踏まえ、Web・オンライン面接を用いることでコロナ禍でも採用を続けるためのフローを確立することが可能だ。

求職者との早期接触により採用確度を高める
求職者の多くは複数の企業と同時にやり取りを進めているため、他社の選考が進んでいたり、他社で先に内定が出されてしまったりすることもあるだろう。選考期間が長引くことによる機会損失を防ぐために、オンラインで即座に面接のスケジュールを組むことで求職者と早期接触ができ採用確度を高めることができる。

求職者の地域差をなくすことによりアプローチ人材を増やす
今までの対面方式では、オフィスに出向くため求職者あるいは企業側が交通費などを負担しなければならなかった。また、求職者が遠方の場合は交通費が高くなり移動時間もそれに応じて長くなる。そのため、求職者は遠方の企業を気軽に受けることができなかった。しかし、オンラインで面接を行うことにより求職者および企業は上記のリスクを背負うことなく、面接を行うことができる。

面接の録画機能などで人事の採用スキルを高める
Web・オンライン面接ツールの中には録画機能が搭載されているものがある。求職者との面接を録画することにより、人事が後ほど確認し振り返ることでフィードバックや疑問点を他の社員と共有することが可能になり採用スキルの向上が見込まれる。

採用管理システムの機能付きのWeb・オンライン面接ツールも登場

Web・オンライン面接ツールには、応募者のデータや評価をまとめておく機能や適性検査(SPI)などの情報、求人媒体などの登録を行えるような、採用管理システムの機能が付いたものも数多く登場してきている。オンラインでの面接だけでなく、そういった採用周りについても合わせてシステム化したい場合には、機能面についても確認しておくと良いだろう。

採用力強化と選考の効率化に役立つWeb・オンライン面接ツール

では実際に、採用力強化および選考の効率化に役立つWeb・オンライン面接ツールを4つ紹介する。単純にオンラインで面接を行うだけでなく、人事の業務を効率化させ採用力を向上させてくれるような機能が搭載されているため、ぜひそれぞれのツールを比較してほしい。

HARUTAKA
株式会社ZENKIGENが提供する「HARUTAKA」は、国内企業450社が導入している。Web面接に特化した機能を有しており、企業側があらかじめ設定しておいた質問に対して応募者が入力あるいは動画撮影を行い回答する「エントリー動画」や録画機能を搭載した「ライブ面接」が可能だ。

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インタビューメーカー
株式会社スタジアムが提供する「インタビューメーカー」は、導入企業社数2,700社を超える人気ツールだ。Web面接だけでなく、説明会や録画面接なども行えるほか、採用業務を効率化させるための採用管理機能や外部サービス連携も可能。利用できる機能はプランによって分けられている。

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ウェブメン
株式会社マイナビが提供する「ウェブメン」は、2万円から導入できる低予算で利用可能なサービスだ。面接日程が決まったら、企業は面接の日時・担当者、応募者情報を入力するだけで面接用URLは自動でメール送信を行なってくれる。ただし、画面録画機能はないため注意が必要だ。

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jinjerミーティング(旧Calling)
株式会社ネオラボが提供する「jinjerミーティング」は料金形態が従量制ではなく1ID制となっている。また、機能制限・通話制限なしのため高コスパで利用できるだろう。PCの場合は専用のアプリなどのインストールは不要で、発行したURLをクリックするだけですぐに面接が可能。録音や録画機能の他に、アンケート・ホワイトボード機能などが搭載されている。

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Web面接コスト削減に役立つWeb・オンライン面接ツール

次に採用管理システムなどの機能は特に必要なく、Web面接機能に特化したツールを検討中の方に推奨できるツールを4つ紹介する。どれも比較的安価で導入できるため、Web面接を迅速に導入したいという場合にぜひ参考にしてほしい。

ビデオトーク
NTTコム オンラインが提供する「ビデオトーク」は、電話番号を通じたSMSで面接URLを送信するため、専用アプリのインストールや会員登録などが不要なツールだ。録画・録音機能や画面共有など、必要最低限の機能は搭載されており、API連携も可能となっている。

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LiveCall
スピンシェル株式会社が提供する「LiveCall」は、BtoC向けビデオ通話システムだ。PC・スマホ問わず、URLをクリックするだけでビデオ通話が可能。そのため、応募者にメールなどでURLを送るだけで面接の設定ができる。予約機能やアンケート機能、録画録音も可能となっており、API連携も行える。

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イツメン
株式会社マルジュ「イツメン」は動画選考に特化したツールだ。企業側が質問を登録し、応募者は回答をテキストあるいは動画で送るだけなので、面接官が不要。URLをクリックするだけなので、アプリのインストールや登録が必要なく、データ通信量も抑えられているためどこでも動画を送ることができる。

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BioGraph
株式会社マージナルが提供する「BioGraph」は機能が豊富なWeb面接ツールだ。一番の特徴は動作検証機能によって、面接を行う前に正常に動作が行えるのかを確認できる点。最安プランは月額11,000円から利用可能で、利用機能を増やしたい場合にはプラン変更を行う必要がある。

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Skypeなどの無料会議ツールでは通信やセキュリティに不安

昨今では無料の会議ツールなどが増えてきているが、あくまでも会議を行うためだけのツールのため、レジュメや応募者のデータ管理機能などはもちろん搭載されていない。また、通信環境が不安定になりやすい、セキュリティ面が不安などの問題点があるので、ITリテラシー向上のためにも便利な専用のWeb面接ツールを導入することを推奨したい。

まとめ

コロナ禍において採用業務は一変し、今までの対面式ではなく昨今ではオンラインで行うWeb面接が一般的になりつつある。Web面接ツールはそういった課題解決につながるほか、採用強化やコスト削減などのメリットがあり、応募者側と企業側ともにメリットが生じる。特に専用のツールでは採用管理機能など多機能なものがあるので、本記事を参考に自社の目的に沿ったWeb面接ツールをぜひ検討してほしい。

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