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「2020年 派遣社員の意識・就労実態調査」同一労働同一賃金の認知度は8割

2020.08.04

 株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表:中川信行)は、現在派遣社員として対象職種(オフィスワーク・事務/販売/サービス/テレオペ・テレマーケティング/機械・電気・IT技術・通信系/介護・福祉関連業務/製造/配送・輸送・物流)のいずれかで働く、男女20〜59歳を対象とした「2020年 派遣社員の意識・就労実態調査」を発表した。

男女によって異なる「派遣雇用を選んだ理由」

男女によって異なる「派遣雇用を選んだ理由」

 「派遣社員を選んだ理由」を質問したところ、女性の回答で最も多かったのは「働く日数・時間を選べる」で36.8%、次いで「すぐに仕事に就ける」が35.7%、「勤務地を選べる」が32.7%、「賃金が高い」が32.0%、「人間関係や組織に縛られたくない」が28.4%と続いた。

 一方、男性の回答で最も多かったのは「正社員として就業できなかった」で43.0%、次いで「すぐに仕事に就ける」が28.9%、「勤務地を選べる」が19.4%、「働く日数・時間を選べる」が18.0%、「人間関係や組織に縛られたくない」が15.2%と続いた。

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派遣会社選び、「交通費支給」に注目する人も

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 「今後も同じ派遣会社経由で働きたいか」と質問したところ、77.6%が「現在の派遣会社経由で働きたい」、「どちらかというと現在の派遣会社経由で働きたい」と回答し、2019年の71.8%を上回る結果となった。

 具体的な理由としては、「通勤費を支給している」33.6%、「派遣期間中もフォローを行ってくれる」27.2%、「契約期間を終了後もすぐに仕事を紹介してくれる」18.9%、「福利厚生が充実している」18.6%、「ニーズに合った仕事を紹介してくれる」18.3%などが挙げられた。

「同一労働同一賃金」の認知度は8割

「同一労働同一賃金」の認知度は8割

 「同一労働同一賃金の認知度」を調査したところ、40.6%が「知っており、内容も理解している」、40.0%が「聞いたことはあるが、内容は理解していない」、19.4%が「知らない」と回答した。

同一労働同一賃金、不安点は「雇い止めの増加」

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 同一労働同一賃金の認知者に、「同一労働同一賃金の良い点・不安点」を質問したところ、良い点は「交通費が支給される」37.5%、「給与が上がる」32.1%、「福利厚生が充実する」11.8%、「仕事の成果で評価される」5.0%、「スキルアップの機会が増える」4.3%という結果になった。

 一方で、不安点として最も多かったのは「雇い止めが増えるのではないか」で36.7%、次いで「紹介される仕事が減るのではないか」が22.8%、「仕事の負担が増えるのではないか」が20.5%、「正社員同様の成果を求められないか」が19.3%、「給与が少なくなるのではないか」が17.0%と続いた。

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