「アルバイト・パートの就業実態・希望調査」新型コロナウイルスが「仕事探し」に影響
ディップ株式会社のディップ総合研究所は、アルバイト・パートとして就業している15~69歳の男女を対象に、「就業実態、就業希望調査」を実施した。
新型コロナウイルスが「仕事探し」にも影響
「仕事探しにおいて、新型コロナウイルスの影響により心境の変化に影響はありましたか」と質問したところ、13.3%が「とても影響している」、27.6%が「やや影響している」と回答した。
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アルバイト就業者の3割強が「正社員」を希望
「希望する雇用形態」を質問したところ、「正社員」が33.1%、「契約社員」3.4%、「派遣社員」3.5%、「アルバイト・パート」が58.2%という結果になった。
また、10〜30代の男性の正社員希望の割合が高い結果となった。
新型コロナウイルスの影響で「正社員希望の気持ち」が強まる傾向
「新型コロナウイルスの影響により、正規雇用への希望は変化しましたか」と質問したところ、14.0%が「希望はとても強くなった」、21.4%が「希望はやや強くなった」と回答した。
「正社員として働きたい理由と働けていない理由」を質問したところ、「働きたい理由」として最も多かったのは「給与をアップさせたいから」で62.5%、次いで「雇用が安定しているので将来が安心だから」が55.4%、「福利厚生の充実したところで働きたいから」が42.3%と続いた。
一方で、「働けていない理由」として最も多かったのは「再就職に自信がないから」で27.3%、次いで「正社員の仕事に、自分でもできる仕事があるか自信がないから」が26.1%、「転職をするうえで学歴・職歴などに自信がないから」が25.9%と続いた。
「交通費の支給」を希望する人が多数
「仕事探しをする際に、希望する待遇・制度」を質問したところ、最も多かったのは「交通費支給」で54.9%、次いで「急な休みの申請可能」が46.7%、「シフト自己申告可能」が43.5%と続いた。また、新型コロナウイルスの影響で急速に普及している「テレワーク」を希望する声は14.9%であった。
テレワークの活用は増加
「あなたの就業している店舗・オフィスでのあなた自身のテレワーク・在宅ワークの導入・活用状況を現在と5月について」質問したところ、緊急事態宣言前の3月は3.8%だったのに対し、緊急事態宣言後の4月は8.2%、緊急事態宣言解除後の5月は12.3%、6月は11.7%という結果になった。
業種・職種別で見ると、Webクリエイター・編集・ITエンジニア・営業のテレワーク実施率は20%を超える結果となった。
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