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企業に対し優れたデジタル体験を構築するContentsquareがHotjarを買収

2021.09.03

デジタル体験分析のグローバルリーダーContentsquareは、中小企業向け市場における主要な製品体験プラットフォームであるHotjarの買収を本日発表した。両社が力を合わせ、グローバル市場に幅広くサービスを提供することで、あらゆる規模の企業が優れたデジタル体験を提供できるよう支援していく。

概要

両社間の深い相乗効果によって行われた今回の買収により、Contentsquareのグローバルな市場リーチを拡大し、あらゆる人によりよい体験を提供するという共通のビジョンをより一層明確にしていく。HotjarはContentsquareの高度なテクノロジーやリソースから学び、ContentsquareはHotjarのリーチと製品主導型のアプローチから恩恵を受けることとなる。

デジタル化が劇的に加速する世界においては、インサイトへのアクセスの有無がビジネスの成否を分ける。ContentsquareとHotjarは合計で180か国以上のウェブサイト約100万件にインサイトを提供。数兆件のウェブ/モバイルアプリの動作や1日当たり15億ドルのトランザクションを処理するサイトのマイクロジェスチャーをAIで分析し、こうしたデータを推奨へと変えている。

今年5月に、ContentsquareはシリーズE資金調達で5億ドルを調達し、同社の評価額は28億ドルに達した。今後3年間で世界での従業員数を1,500人以上拡大し、既存市場と新規市場の双方で認知度を高めることを目指している。さらに、新製品3点を発売し、特許取得11件、特許出願中/出願公開28件と特許ポートフォリオを増やし、二社を買収した。加えて、インキュベーターを設立し、あらゆる人のデジタルアクセシビリティ推進を使命とする非営利団体、Contentsquare Foundationも創立している。

Hotjarは中小企業のチームに向けて製品体験インサイトを提供している。オンラインの活用が進み、生活者のデジタル体験に対する期待値が上昇した過去12か月間、同社は劇的な成長を遂げた。2014年に設立された同社は、常に完全リモート/分散型の企業として運営しており、現在では欧州、米州、アフリカの33か国に190人を超えるチームメンバーを擁している。また、公益活動も熱心に行っており、2017年以降収益の1%をClimate Justiceに拠出している。

まとめ

今回の買収により、合わせて1000人規模となるチームを率いて二社が密接に協業し、それぞれの専門知識を組み合わせていくこととなる。幅広いサービスの提供に期待が持てそうだ。

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