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【イマドキ新入社員の仕事に対する意識調査2021】ハイブリッドな勤務を求めるZ世代の働く価値観を徹底分解

2021.10.28

株式会社日本能率協会マネジメントセンター(代表取締役社長:張士洛、東京都中央区、以下JMAM)は、新入社員の意識と行動、指導者の指導と育成に関するアンケート調査を実施。2021年の調査結果からみる「イマドキ新入社員(Z世代)の特徴」について一部抜粋して発表した。

調査結果

調査結果

入社1〜2年目のZ世代が受けた新入社員研修の約65%がオンライン主流だったことが判明。テレワーク制度が整っている企業ほど、会社への帰属意識が高く、在宅勤務やフリーアドレスが進むことは約75%が歓迎、また、ワーケーションなどへの利用意向も約72%と世代別で比較して最も高い結果となった。

これは「仕事環境の心地よさ」を重視する人が上司や先輩と比較して2.2倍であることなどが影響しているといえる。なお、新入社員の段階で約42%が主な勤務先が「自宅(在宅勤務)」であることもわかった。

働く場所の自由度を重視している一方で、70%が対面での報告・連絡・相談を希望し、ポストコロナの働き方としては約55%が「できる限り出社したい」と回答しており、「自宅(在宅勤務)」と「出社」を使い分けるハイブリッドな勤務を求めているようだ。約59%が「個人裁量」よりも「チームワーク」を重視した会社や職場を好むことからも、人との繋がりを求めているといえるだろう。

成長意識としては、約55%が「挑戦よりも、無理のない範囲で業務に取り組みたい」と思っており、プライベートも大切にして人生の充実度を高める傾向がある。指導育成に関しても約59%が「上手くいかない経験を通じた学びが効果的である」と思いつつ、具体的な指導スタイルとしては、「指摘するよりも褒めてもらいたい(70%)」、「納得感のある説明が欲しい(62%)」と考える新入社員が多いこともわかった。

調査概要

調査方法: インターネット調査
調査時期: 2021年6月
調査地域: 全国
有効回答: 2,068名。2020~2021年に入社した新入社員1,020名、新入社員の育成に関わる上司・先輩社員1,048名
(新入社員は、例年比較のため企業規模501名以上の大卒の686名に母数を絞って集計)

まとめ

Z世代には「自分のことを認めてくれる環境で、無理なく、無駄なく成長したい」という特徴があるようだ。社会全体で働く空間や時間に変化が生じ、ニューノーマル時代の働き方にシフトチェンジする中で、従来のような成長支援が成立しなくなる可能性がある。社内教育や環境づくりに取り組む際は、年代にあった育て方があることを意識することが重要だ。

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