マイナビ転職「ワーキングマザーの働きやすさに関する意識調査(2022年)」を発表
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)が運営する総合転職情報サイト『マイナビ転職』は、正社員(会社員・公務員)のワーキングマザー800名を対象に行った「ワーキングマザーの働きやすさに関する意識調査」を発表した。
「夫が育休を取ったことがある」33.1%
夫が育休を取ったことがあると回答したのは33.1%で、全体の約3分の1となった。夫が育休を取ったことがない人のうち、出産直後(8週間以内)に、夫が育休を取れたとしたら取ってほしかったと回答したワーキングマザーは63.6%となった。
夫の育休取得で不安なこと
夫の育休取得に対する不安を聞くと、「収入減少」と回答した割合は72.1%。次いで、「夫のキャリアへの影響(49.8%)」「夫の職場での人間関係悪化(36.1%)」となった。育休を取らなくて良かった理由(自由回答)でも、「出世や昇進に響くのでは」といった会社の男性育休への理解度の低さや、将来的な給料への影響を懸念する声が見られた。
夫の育休に期待すること
夫の育休(出産後8週間以内)に期待することは、「育児分担(82.9%)」「家事分担(75.3%)」「自身の身体の回復・睡眠時間の確保(66.5%)」となった。出産後8週間以降では「保活(保育園探しや申込準備)・入園準備の協力(21.4%)」「自身の職場復帰がスムーズになること(14.0%)」という回答が増加。
理想の育休取得パターン
理想の育休取得パターンを聞くと、「妻が主に取得し夫も必要に応じて」が最も多く78.1%。「夫と妻が同じくらい(19.3%)」と回答した人の理由からは、キャリアも子育ての分担も対等にしたいという意識が窺えた。
調査概要
調査期間:2022年2月25日(金)~3月1日(火)
調査方法:小学生未満の子供を持つ20代から40代の女性会社員(正社員)・公務員800人を対象にWEB調査を実施
有効回答数:800名 ※内訳:従業員数1,000人以上、従業員数999人以下在籍のそれぞれ400名
グラフの内訳は端数四捨五入の関係で合計数値と合わない場合がある
まとめ
調査の結果で明らかになったのは、妻は、男性の育休に期待している一方で、収入減少や昇進への影響など不安が大きく、男性が育休を取ることへのハードルが高いこと。男女ともに子育てとキャリアを両立できる環境を整えることが、より重要になっていくのではないだろうか。