LinkedIn調査、日本の中間管理職以上の男性比率は83%

世界最大のビジネス特化型ソーシャルネットワーキングサービスのLinkedIn(リンクトイン、東京都千代田区)は、本日、キャリアに関する支援を目指すため「日本のジェンダーギャップと働き方に関する意識調査」の結果を発表した。
調査結果サマリー

本調査からは、主に以下の3点が明らかになった。
■回答者内の有職者(雇用形態を問わず勤務している人)の男女比には大きな差はないものの、中間管理職以上の男性比率は83%に達しており、完全な男女平等が難しいと考える人も40%存在
■ジェンダーギャップの解決方法として「学校教育において男女格差がなくなるよう積極的に学びの機会を作る」に期待する人が最多。女性では次点が「男女の平等な家事分担の推進」に
■働き方の柔軟性が高まった場合、44%が「今の職場にもっと在籍したい」と回答。性別や世代を問わず柔軟性が高い職場ほど人材を惹きつけている傾向が明らかに
新機能の追加
こうした状況を鑑み、LinkedInでは、キャリアブレイク(仕事上のブランク)をプロフィールに記入できる機能を追加した。キャリア中断中の理由をプロフィールに明示できるようにすることで、仕事復帰の意思やタイミングをより詳細に周知できる。また、今年5月12日までの間、女性のキャリアを応援するため、LinkedInラーニングの5つのコースを無償公開する。
調査概要
調査名称:日本のジェンダーギャップと働き方に関する意識調査
調査期間:2022年2月に実施
対象者:日本在住の18~70歳約1,000人
手法:オンラインアンケート調査(第3者調査機関に委託)。世代(ポスト団塊世代:57-70歳/バブル世代:51ー56歳/ロスジェネ世代(氷河期世代):40ー50歳/プレッシャー世代:34ー39歳/ゆとり・さとり世代:27-33歳/Z世代:18-26歳)、性別、エリア、勤務状況別に集計
LinkedInについて
LinkedInは世界のプロフェッショナルをつなぎ、生産性を高め成功に結びつける、ビジネスに特化したソーシャルプラットフォーム。人事、採用、マーケティング、営業、スキル開発などの分野で、個人と組織の変革を支援する。LinkedInは、世界の人々をつなげることで個人と組織の生産性を高め、さらなる成功に結びつけることをミッションとする中で、全世界で8億1000万人を超えるユーザーを有し、200以上の国や地域でサービスを展開している。
まとめ
本調査結果を参考に、自社のジェンダーギャップの現状や課題点を見直してみてはいかがだろうか。