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『マネーフォワード クラウド』インボイス制度対応の第一弾「証憑自動取得機能」を提供開始

2022.04.21

株式会社マネーフォワードは、インボイス制度対応の第一弾として、ECサイト等で発行される電子領収書や電子請求書等の証憑データを『マネーフォワード クラウド会計』に自動で取り込む「証憑自動取得機能」(以下「本機能」)の提供を開始する。これにより、電子領収書や電子請求書などの証憑データを電子帳簿保存法(以下「電帳法」)に則って手間なく自動保存できるようになり、インボイス制度に向けた業務の効率化を実現する。

「証憑自動取得機能」について

「証憑自動取得機能」について

「証憑自動取得機能」は、ECサイト等のサービスと『マネーフォワード クラウド会計』を連携することにより、取引明細データに加えて、電子領収書や電子請求書等の証憑データを自動で取り込む機能。本機能により、『マネーフォワード クラウド会計』上で仕訳登録を行う際に、取引明細データと同時に取得した証憑データが自動添付される。

自動取得した証憑データは、電帳法対応ストレージサービス『マネーフォワード クラウドBox』上に保存されるため、タイムスタンプ付与等の電帳法(電子取引区分)の保存要件に則って保管される。

なお、本機能については特許の出願手続きを済ませている。

自動取得したデータの確認および、仕訳登録ページ

自動取得したデータの確認および、仕訳登録ページ

・ECサイト等のサービスから自動取得した取引明細データと、その明細に対応した証憑を取得したことを示すアイコンが表示される。
・このページから仕訳の登録を行うため、仕訳と証憑を自動で紐づけることが可能。

証憑プレビューページ

証憑プレビューページ

​・証憑アイコンから操作することで、画面下部にプレビュー欄を表示することができる。
・一つの明細につき複数ファイルがある場合には、複数の証憑ファイルとして自動で取り込むことができ、ファイルごとの操作も可能。

背景

これまでECサイト等で決済を行った際に、クレジットカードの明細データ等を簡易的に証憑の代替として活用するケースもありましたが、インボイス制度開始後はインボイス(適格請求書)の保管が求められるため、EC事業者等が発行するインボイス(適格請求書)を各ECサイトから取得し、保管しておくことが必要となる。

加えて、令和3年度および令和4年度の税制改正により、電子取引の場合には電帳法の保管要件に則って、証憑を電子で保管することが求められる。そのため、ECサイト等で取得した領収書や請求書の証憑データを紙に出力して保存することは認められず、電子データのまま保管しなければならない。

こうした背景から「証憑自動取得機能」および自動取得した証憑データの『マネーフォワード クラウドBox』上への自動保存を開始する。

まとめ

インボイス制度や税制改正を受け、対応に追われている企業も多いのではないだろうか。対応できるツールの導入を検討するのも、一つの手だろう。