心理的安全性の高いチームは18%「若手社員の心理的安全性調査」結果発表

株式会社タバネル(本社:大阪府大阪市、代表取締役:奥田和広)は、全国の20-34歳の若手社員(有効回答数500人)に「若手社員の心理的安全性調査」を実施した。
調査概要
1. 調査の方法:インターネット調査
2. 調査対象者:20-34歳の正社員、直属の上司がおり部下がいない(男女 各250人)
3. 有効回答数:500名(データクリーニング実施済み)
4. 調査実施日:2022年5月20日~2022年5月21日
自分のチームに心理的安全性を感じている若手社員は18%

「あなたのチームは自分の考えや気持ちを誰に対してでも発言できる状態である/でない」のどちらに近いかを質問した結果、「Aに近い」18%、「どちらかと言えばAに近い」49%と回答した。
この回答結果を以下のように分類する。
心理的安全性 高 =「Aに近い」と回答した人
心理的安全性 中 =「どちらかと言えばAに近い」と回答した人
心理的安全性 低 =「Bに近い」「どちらかと言えばBに近い」と回答した人
心理的安全性の高いチームで若手社員は成長できる

「あなたのチームにいると成長できる/できない」の質問について、「成長できる」に対して「近い」「どちらかと言えば近い」と答えた割合の合計は、「心理的安全性 高」群で88%で合った。一方、「心理的安全性 低」群では、37%となっている。つまり、心理的安全性の高いチームほど、若手社員は成長できると感じていることが分かった。
心理的安全性の高いチームほど業績が高い

「あなたはチームの目標が達成されると嬉しいし、達成できないと悔しい」の質問については、「あてはまる+ややあてまる」と回答した割合の合計が「心理的安全性 高」群で85%、「心理的安全性 低」群で42%と、大きな差となった。チームの業績は関係性以外にも様々な要因が影響するが、「あなたのチームの業績は良い」の質問についても、心理的安全性の高いチームほど「あてはまる+ややあてまる」と回答した割合が多くなった。
心理的安全性、チーム外との関係性にも差がある

「あなたのチームメンバーはお互いに感謝している」について、「あてはまる+ややあてまる」と回答した割合の合計が「心理的安全性 高」群で84%、「心理的安全性 低」群で34%と、大きな差となった。同様に「あなたのチームメンバーは困ったときに助けてくれる」についても、大きな差となっている。このように心理的安全性が高いチームほど、チーム内での感謝、そして助け合いが行われていることが分かった。また、心理的安全性が高いチームの上司は、チーム内外との関係性に違いがあることが分かった。「あなたの上司は、さらに上の上司に必要な意見を言っている」「あなたの上司は、あなたの部門以外に社内の仲間がいる」で大きな差があることが分かった。
まとめ
心理的安全性を高めることは大切だが、心理的安全性自体を目的としなくても良いのではないだろうか?チーム目標達成を目的にすることで、心理的安全性を高める好循環が結果として生まれるかもしれない。