【調査報告】働く女性130人に聞いた!女性活躍推進と仕事の価値観

総合転職エージェントの株式会社ワークポート(所在地:東京都品川区、代表取締役社長 CEO:田村高広)は、働く女性130人(20代~40代)を対象に「女性活躍推進と仕事の価値観」に関するアンケート調査を実施した。
女性活躍推進について

対象者全員に女性が活躍できる職場は魅力的か聞いたところ、「とても魅力的」が63.8%、「やや魅力的」が30.0%と、「魅力的だ」と回答した人が93.8%に上った。
職場の女性活躍推進の実態

対象者全員に、現在の勤務先(離職中の人は直近の勤務先)は女性が活躍できる環境だと感じるか聞いたところ、「活躍できる環境だ」と回答した人が59.2%と半数を超えた。
女性管理職比率と希望度

女性活躍を示す数値として扱われる女性管理職比率。回答者自身は管理職についているのか、ついていない場合、今後のキャリアの中で目指しているのかを調べた。まず、対象者全員に現在管理職についているか聞いたところ、大多数を占める83.1%が「管理職についていない」と回答した。
さらに、「管理職についていない」と回答した人にこれから管理職につきたいと思うか聞いたところ、「管理職につきたくない」という回答が56.5%と、半数を超えた。
企業への要望
対象者全員に、女性活躍推進の取り組みで会社に希望することは何か聞いたところ、「男女に関係ない明確な評価制度及び報酬、子育て世代や子育てシングルに対する配慮」(40代・コールセンター)、「性別でレッテル貼りをせずに本人の希望を汲んでほしい」(30代・管理系)、など、性別問わず正当な評価を望むという意見が多く挙がった。
現在の働き方への満足度

対象者全員にいま、自分らしく働けていると感じているか聞いたところ、「自分らしく働けている」人は、わずか15.4%で、半数を超える53.1%が「自分らしく働けていない」と回答した。
性別の壁

回答者全員に、現在の勤務先(離職中の人は直近の勤務先)で女性であるが故に不利だと感じたことがあるか聞いたところ、「不利だと感じたことがある」が半数以上の53.1%を占めた。
調査概要
調査内容 :女性活躍推進と仕事の価値観
調査機関 :自社調査
調査対象 :当社を利用している全国のビジネスパーソン (20代~40代・女)
有効回答 :130人
調査期間 :2022年4月19日~4月26日
調査方法 :インターネット調査
※データは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合がある。
まとめ
女性活躍が推進されつつも、実際には自分らしく働けていると感じることができない女性が多数いる現状が浮かび上がった。企業と働く女性の互いのニーズをしっかりとすり合わせたうえで、ギャップのない対策や方針を決めていくことが大切なのではないだろうか。