DSK、DST、JTB、JBIがBtoB請求業務代行事業「DSKバーチャルカード決済」を開始

情報サービス・収納代行サービスを展開する株式会社電算システム(以下、「DSK」)、コンピューターシステム開発・決済システムサービス等の事業を展開する株式会社DSテクノロジーズ(以下、「DST」)、旅行会社でありMastercard®の法人カードを発行する株式会社 JTB(以下、「JTB」)、企業に対する金融・決済サービスを提供する株式会社JTBビジネスイノベーターズ(以下、「JBI」)の4社は業務提携し、企業の売掛金請求管理業務を効率化する決済サービス「DSKバーチャルカード決済(以下、「当サービス」)」の提供を、9月1日より開始した。
取り組みの背景
経済産業省が、2018年4月11日に「キャッシュレス・ビジョン」を公表し、キャッシュレス化推進の取組を業界横断的で産学官の連携を目的とした「キャッシュレス推進協議会」を発足。本協議会から公開された「キャッシュレス・ロードマップ 2020」では、消費者、店舗、決済事業者、行政、自治体等すべてのキャッシュレスに関わるステークホルダーにおけるキャッシュレス社会の実現に向けた活動の方向性を示しており、『BtoB決済領域におけるキャッシュレスの普及』についても掲げられている。
また、新型コロナウィルスの拡散防止観点から、リモートワーク、3密回避など生活様式の環境変化にも焦点があてられ、現金の授受行為の非接触化や入手金管理等の経理作業の効率化(ペーパーレス化)、そして、デジタルワーク環境へシフトすることが必要不可欠とされている。
当サービスはこのような社会的背景を踏まえ、更に、大量に使用する法人間精算における請求書等の紙を削減し、環境保護を推進していくことを目的としている。
サービス概要
当サービスは、請求から回収までを代行する仕組みである。すなわち、契約利用企業(サプライヤ)の「請求書発行送付」「入金管理」「会計処理」「支払督促」業務が効率化され、加えて貸し倒れリスクという観点からは、「所定の手続きがされた売掛金の全額回収」が保証されるサービスである。
毎月請求情報を当サービスの管理画面に登録するだけで請求先企業(バイヤー)への請求・集金業務を代行し、契約利用企業(サプライヤ)への入金を行う。決済にはJTBが運営するMastercard®のバーチャルクレジットカードの仕組みを活用し、請求1件1件に対しその決済のみに使用可能なカード番号を発行することで、少額・高トランザクションの膨大な請求データであってもセキュリティレベルが高く、確実な処理が可能となり、加えて極めてリーズナブルな料金でサービスを提供する。
まとめ
企業のBtoB取引における課題解決やリスク回避をサポートする当サービス。今後活用する企業は増加していくことだろう。