ニーズが高まるカウンセリングの多言語対応を強化~110言語の会話がリアルタイムで可能に~
株式会社アドバンテッジリスクマネジメントは、株式会社ロゼッタが運営する自動翻訳ツール「オンヤク」を同社カウンセリングサービスに導入したことを発表した。これにより、110言語に対応することが可能となる。
背景と概要
同社は、かねてよりカウンセリングサービスの多言語対応を推進しており、外国語を話せるカウンセラーの採用を強化してきた。昨今のコロナ禍において、外国人従業員からのカウンセリング希望が増加傾向にあり、これまで以上に多言語対応が必要とされている。そこで同社はこのたび、カウンセリングサービスにおける自動翻訳ツールの導入を決定した。
このたび導入した「オンヤク」は、各種Web会議システムや対面の会議に対応したリアルタイム自動翻訳ツールである。110もの言語に対応しているため、ビジネス言語だけではなく、母国語で相談することが可能となる。発言がその場で翻訳され、テロップ表示されるため、視覚的にも会話を理解できる。
また、外国人従業員だけでなく、聴覚に障がいのある人や、文字でのコミュニケーションの方が対応しやすい人へのカウンセリングもテロップ表示を活用することにより、コミュニケーションが図りやすくなる。「オンヤク」の利用はD&I(ダイバシティ&インクルージョン)の観点からも有用だと考えている。
同社のカウンセリングサービスの特徴
同社のカウンセリングは、比較的短期間での問題解決を求められるEAP(従業員支援プログラム)の枠組みで認知行動療法を用いていることが特徴で、クライエントの悩みを「傾聴」するとともに、「認知行動理論」の専門的視点から助言を行い、課題解決に向けた 具体的な行動へと導く手法を強みとしている。ストレスにまつわる相談だけでなく、自身のキャリアや仕事の進め方など幅広く受け付けている。また異文化カウンセリングとして、日本社会や日本人文化の理解、日本文化適応の一助として活用できるのも特徴だ。
株式会社アドバンテッジリスクマネジメント
1995年、休職者の所得を補償する保険「GLTD(団体長期障害所得補償保険)」専業代理店として創業。2002年より、日本で初めてストレスチェックを取り入れた、予防のためのEAP(従業員支援プログラム)サービスの提供を開始し、周辺領域へと事業を拡大。2017年12月に東京証券取引所 市場第1部銘柄に指定。今後は福利厚生アウトソーシングや労務管理支援、組織活性のためのツールなどへと事業拡大。「ウェルビーイング領域におけるNo.1プラットフォーマー」をめざす。
まとめ
同社の取り組みを参考に、自社のカウンセリングサービスの運用について検討してみてはいかがだろうか。