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「ほとんど」「すべて」の会議はウェブ…デスクワーカーの5割以上

2023.01.18

株式会社ネオジャパン(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:齋藤晶議)のビジネスコミュニケーション研究機関『NEOビズコミ研究所』は、2020年に発生したコロナ禍を契機として普及した「ウェブ会議」が、現在、ビジネスシーンにどのくらい定着しているのかを探るため、ビジネスパーソン400名を対象に実態調査を行った。

調査概要

調査対象: 全国の20代~50代のデスクワーカー400名
調査期間: 2022年12月
調査手法: Web調査

ウェブ会議主流派が半数以上に対し対面会議主流派は約2割

ウェブ会議主流派が半数以上に対し対面会議主流派は約2割

1度でもウェブ会議を経験したことがあるデスクワーカーを対象にした今回の調査では、「すべての会議をウェブ会議で行っている」(19.8%)、「ほとんどの会議をウェブ会議で行っている」(33.8%)を合わせて半数以上(53.6%)という結果となった。対して、「すべての会議を対面で行っている」(2.0%)、「ほとんどの会議を対面で行っている」(18.5%)人は20.5%にとどまった。

1年前と比較してウェブ会議が「増えた」が半数以上

1年前と比較してウェブ会議が「増えた」が半数以上

「1年前と比較して」のウェブ会議の増減について尋ねたところ、「かなり増えた」(23.3%)、「少し増えた」(27.8%)合わせて51.1%と半数を超えており、「変わらない」(41.0%)も加えると9割以上となった。

ウェブ会議への印象に対して「否定派」は1割にとどまる  

ウェブ会議への印象に対して「否定派」は1割にとどまる  

ウェブ会議が主流となる中、参加するビジネスパーソンはどう感じているのか、その印象を尋ねたところ、6割近くが「好ましい」と感じているという結果に。

一方で、全体の8割近い人が「対面での会議と比較して意思疎通が図りにくいことがある」と回答。ウェブ会議に好ましさを感じていながらも、会議において重要な「意思疎通」の面で万全ではないことが伺えた。

課題は意思疎通の取りづらさ、回線切れ等

課題は意思疎通の取りづらさ、回線切れ等

ウェブ会議に参加する人が感じるデメリットの1位は「通信環境等により途中で回線が切れたり何度も繋げ直す等無駄が出る」(40.0%)となった。次いで「相手のリアクションが読みにくく発言の意図が伝わっているか不安になる」(37.5%)が2位。さらに「参加者がたくさん居ると誰が喋っているか分かりにくい」(36.8%)、「同時に複数の人が話し出すと会話がストップしてしまう」(31.5%)が僅差で続いており、これらが「意思疎通の取りづらさ」の正体と言えそうだ。

まとめ

調査の結果、コロナ禍を契機としてウェブ会議がビジネスシーンに定着したことが明らかとなった。ウェブ会議特有の課題について、解決方法を社内で検討してみては?