クリエイティブツールスキルへの意識変化　半数以上がスキル向上支援を検討・実施

アドビ株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役社長：神谷知信、以下 アドビ）は、2021年に引き続き、「クリエイティブツールスキルの企業採用におけるニーズの変化」に関する調査を2022年12月に実施した。また今回、派遣市場におけるクリエイティブツールスキルのニーズについても新たに調査を実施した。

調査結果概要

■非クリエイティブ職における、「求める人材」の条件にクリエイティブツールスキルを含む求人の割合は、2010年時と比較した場合、2022年時点での「営業」では約4倍、「企画・経営」では約2.4倍、「管理・事務」では約4.7倍に増加 。

■正社員採用担当者側への調査において、「クリエイティブツールスキルを持った求職者は重要である」と67.5％が回答し、非クリエイティブ職におけるクリエイティブツールスキル保有者は、非保有者よりも月給を「平均3.8万円ほど優遇できる」と判明。

■派遣採用担当者側への調査において、「クリエイティブツールスキルを持つ方を優先する場面が増えている」と75.5％が回答し、非クリエイティブ職におけるクリエイティブツールスキル保有者は、非保有者よりも月給を「平均1万4572円優遇できる」と考えられていることが判明。52.5％の企業が、社員向けにクリエイティブツールスキル向上を目的とした取り組みを実施、または実施予定と回答。

なお、本調査では「クリエイティブツールスキル」は、ソフトウェアを使って、簡単な写真・画像編集・加工、動画編集・作成、またイラスト作画・チラシやポスターのデザインなどができることを示す。また、「非クリエイティブ職」は、「クリエイティブ職（WEB・インターネット・ゲーム／クリエイティブ／建築・土木・デザイン・設計）」を除く職種。

調査概要

＜アドビ 調査概要＞
調査方法：インターネット調査
調査対象：求職・転職者（正社員/派遣社員： 各200名（全国）、採用者（中途採用/派遣採用）： 各200名（一都三県＋愛知＋大阪）
調査期間：2022年12月3日（土）〜2022年12月5日（月）

＜マイナビ転職「2022年11月度 正社員求人掲載数・応募数推移レポート」概要＞
調査方法：「マイナビ転職」サイト内調査
集計日：2022年11月
集計方法：該当年における、弊社総合転職情報サイト「マイナビ転職」に掲載開始された求人情報から、雇用形態が正社員以外のデータを除き集計
計算方法：2010年時点の値を100％として、各年の増減率から年次推移を算出

まとめ

生産性を上げるだけでなく、コミュニケーションとしても有効なクリエイティブツールスキルの需要は今後も拡大し、さらにリスキリング普及の後押しもあり、デジタル人材育成の機運が高まると予測される。