「費用対効果がわからない」とアナログで売上管理する中小企業がまだ約2割 DXが進まない理由

株式会社SMB(本社所在地:愛知県知多郡、代表取締役社長:廣瀬修)は、全国の中小企業(20~400名規模)経営者を対象に、「中小零細経営者の売上管理方法」に関する調査を実施した。売上管理の方法やシステム導入のタイミングなどを紹介している。
売上管理をシステム化している企業は7割以上
全国の中小企業(20~400名規模)経営者を対象に、「中小零細経営者の売上管理方法」に関する調査を実施した結果、売上管理をシステム化している企業は74.9%にのぼった。
中小企業の7割以上の方が売上管理システムを導入していることが判明した一方で、アナログ管理の企業に関しては20.3%と2割程度いるのも事実だ。
従業員数を100名超えた時点で売上管理システム導入する企業が多い
売上管理システムを導入するタイミングとして、従業員が101~150名と23%で最も多く、次いで従業員数が50名未満の18.6%と続いた。導入することで業務の効率化や売上予測が立てやすい一方で、コストの高さや外出先から利用できない不便さを感じる課題もあるようだ。

費用対効果が分からない 売上管理システムを導入しない理由
売上管理システムを導入していない理由としては、費用対効果が分からないが最も多く38.8%。どれが良いのか分からないについては26.4%、システムを入れても使いこなせなさそうと回答した方は22.9%という結果になった。ちなみにミスやトラブルの原因として「手入力の人為的ミス(40代/男性/福岡県)」、「誤入力が原因で、売上や買掛の計算が大幅に狂ってしまい、修正に手間取った(50代/男性/沖縄県)」の声が上がる。
手間が省けるだけでなく、手入力によるミスが減らせる点ではシステム導入を前向きに検討する余地はあるだろう。

調査概要
【調査期間】2023年5月2日(火)~2023年5月15日(月)
【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「RRP」によるインターネット調査
【調査人数】925人
【調査対象】調査回答時に全国の中小企業(20~400名規模)経営者と回答したモニター
まとめ
中小企業の7割以上が売上管理をシステム化しているものの、「費用対効果が分からない」「システムを入れても使いこなせなさそう」とアナログなままの企業も少なからず存在している。アナログだとミスやトラブルが発生しやすくなるためコストがかからず導入しやすいシステムを検討してみてはいかがだろうか。