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大林組「2024年問題」に向けて『PIP-Maker』活用|新規入場者教育の業務効率化

2023.07.07

株式会社 4COLORS(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:加山緑郎、以下 4COLORS)は、大林組が長時間労働の削減や生産性の向上などの働き方改革を目指して、同社が提供する自律的なDXを推進する3Dアバター動画作成サービス『PIP-Maker』(ピーアイピーメーカー)を導入し、全国にある各現場ごとの「新規入場者教育」で650本以上のアバター動画の制作と活用を通じて、年間1万6000時間以上の業務効率化を実現したことを発表した。

活用に至った背景

国土交通省は、2018年3月に「建設業働き方改革加速プログラム」を発表し、週休2日の確保をはじめとした2024年4月からの本格的な働き方改革を推進するため、長時間労働の是正、給与・社会保険の改定、生産性向上の3つの施策を推進している。

この「2024年問題」として知られる人材不足や長時間労働の解消に向けて、大林組では中期経営計画2022で「事業基盤の強化と変革の実践に向けたDX」を経営基盤戦略のひとつとして掲げ、生産部門のデジタル変革とデジタル人材育成を含めた全社的なデジタル変革を推進し、働き方改革に取り組んでいる。

一方で、現場の安全性を確保するために義務付けられている「新規入場者教育」では、各現場ごとに人による同じ内容の研修が、最低200日ほど繰り返されている現状があったことから、2020年に3Dアバター動画作成サービス『PIP-Maker』を導入開始し、動画を活用した効率的な「新規入場者教育」を実施してきた。

新規入場者教育で年間1万6000時間以上の業務効率化を実現

新規入場者教育で年間1万6000時間以上の業務効率化を実現

大林組では、「PIP-Maker」で制作した650本以上のアバター付き動画を毎朝行われる各現場ごとの新規入場者教育に活用することで、いくつかの現場事務所では、新規入場者教育の時間が2分の1以下になっており、全体では年で約1万6000時間以上の業務効率化を実現している。

また、土木現場の通訳者として現場DXに貢献する「デジタルコンシェルジュ」では、職人が必要な業務に集中できるよう、現場からニーズを吸い上げながらPIP-Makerで新規入場者教育などの動画制作を行い、業務効率化を図っている。

PIP-Maker

PIP-Maker

パワーポイントから最短5分でアバター・音声付きeラーニング動画を制作でき、習熟度アップ、作業時間の短縮、コスト削減が簡単に実現可能な月額クラウドサービス。

新型コロナウィルス対応によるテレワークと同様に、オンライン研修での利用、従業員が行っている商品説明の統一化、Webセミナー等、多数の企業で導入されている。

まとめ

2024年問題への対応準備は進んでいるだろうか。同社のサービス、導入事例も参考にしてみては?