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【新卒入社後3年以内に離職しなかった若手社員対象】新卒入社4年目の8割が「退職を考えたことがある」

2023.09.14

人財サービスのグローバルリーダーであるAdecco Groupの日本法人で、総合人事・人財サービスを展開するアデコ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川崎 健一郎)は、この度、新卒として入社した企業での勤務が4年目を迎えた日本全国の若手社員600人(男性:300人、女性:300人)を対象に、新卒入社後3年以内に離職しなかった理由などを尋ねる調査を実施した。

調査結果サマリー

調査結果サマリー

■勤務先への入社を決めた理由としてもっとも多かったのは「興味のある業界だった」(36.5%)
■全体の8割以上が退職や転職を考えたことがあり、退職・転職を考えた理由としてもっとも多く挙げられたのは「年収が少ない」
■これまでに退職や転職を考えたものの、現在の勤務先に残ることを選んだ理由としてもっとも多く挙げられたのは「有休が取りやすい」
■今後、退職や転職を検討する要因になるものとしてもっとも多く挙げられたのは「年収のダウンや伸び悩み」(44.3%)
■全体の約6割がキャリアビジョンを持っているが、そのうちの約4割は現在の勤務先でキャリアビジョンを実現するのが難しいと考えている
■現在の勤務先ではキャリアビジョンを実現するのが難しいと思う理由としてもっとも多く挙げられたのは「昇進・昇格が難しい」(34.1%)

調査概要

調査対象:2020年4月に新卒として入社し、その企業での勤務が4年目を迎えた日本全国の若手社員
サンプル数:600人(男性:300人、女性:300人)
調査方法:インターネット調査
実施時期:2023年4月27日~5月12日
調査実施会社:楽天インサイト株式会社
調査主体:Adecco Group Japan調べ
※本調査の回答結果はすべて小数点第2位を四捨五入して算出したパーセント表示を行っているため、数値の合計が100%にならない場合がある

まとめ

調査の結果、現在の若手社員は収入よりもワークライフバランスを重視している可能性があることが分かった。気兼ねなく有休の取得を申し出ることができるような職場の雰囲気づくりに取り組むことが、若手社員の定着率向上につながると考えられる。また、現在の勤務先について、昇進・昇格の難しさから「自身のキャリアビジョンを実現できない」と判断している若手も多いようだ。若手にも等しく昇進・昇格の機会を提供するなど、社内でステップアップできる道筋を示すことも重要だろう。