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20代の求職者が求める「仕事に熱意のある上司・先輩像」とは?

2024.03.19

株式会社ジェイックは、フリーター・既卒・第二新卒向けの就職支援サービス「ジェイック 就職カレッジ®」に登録する20代の求職者に対して「仕事に熱意のある上司・先輩」に関するアンケートを実施した。ここでは調査結果の概要をお伝えする。

9割が「仕事に熱意のある上司・先輩」と働きたい

9割が「仕事に熱意のある上司・先輩」と働きたい

本調査では『仕事に熱意のある上司・先輩』と働きたいかとの問いに「働きたい(49.2%)」「どちらかといえば働きたい(46.2%)」と、合わせて9割を超える20代求職者が肯定的な回答をしている。

『仕事に熱意のある上司・先輩』のイメージとして最も多く挙げられたのは「部下、後輩の育成を大切にしている(72.3%)」であった。次いで「成長意欲があり、自己啓発を続けている(38.7%)」「チームの成果を大切にする(29.0%)」「会社を愛し、貢献意欲がある(19.7%)」「新しいことにチャレンジする(17.2%)」が続く結果となっている。

部下の自律心をサポート

本調査では、熱意のある上司・先輩のイメージとして、職場への愛着よりも、自己成長と部下・後輩の育成に力を入れていることが上位に挙げられた。今回のこうした調査結果について、20年以上にわたり企業の人材育成や採用支援に携わっている、同社常務取締役の近藤氏は、次のように述べている。

「このような就業意識に沿った職場環境を作ることは、若手社員のエンゲージメントを向上させ、早期離職の防止や職場への定着に結びつきます。20代の部下を持つ管理職や上司は、結果を出し背中を見せるマネジメントや、会社への愛着を見せるよりも、部下の強みを見出し、オーナーシップ(すべては自分から始まるという考え方)を持って、対話力を発揮し部下が自ら動き出すサポートを実践していくことが重要になると考えます」

調査概要

調査名称:「仕事に熱意のある上司・先輩」に関するアンケート調査
調査対象:同社サービスに登録した20代求職者
調査機関:株式会社ジェイック調査
調査方法:Webアンケート
調査期間:2023年12月1日~2024年2月7日
回答者数:238名
出典元:20代求職者に「仕事に熱意のある上司・先輩」について調査 仕事に熱意のある上司・先輩と「働きたい/どちらかといえば働きたい」が9割(株式会社ジェイック)

まとめ

本調査では、9割以上が「熱意のある上司・先輩」と働くことを望んでいることが明らかになった。また、そのイメージとしては、職場への愛着を示す項目は比較的下位となっており、自身の成長や部下・後輩の育成などに関するものが上位に。中でも「部下、後輩の育成を大切にしている」は7割を超え、断トツのトップである。

こうした結果からは、同社常務取締役の近藤氏もコメントで述べたように、部下が自ら動き出せるよう、コミュニケーションを取りながらサポートしていくことが、若手社員に求められていることだと考えられる。部下との関わり方を見つめ直す機会としていただきたい。