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1on1における社外メンター活用のメリットは?利用企業のリアルな声 フルート調査

2024.10.01

株式会社フルート(代表取締役:菊池裕太)は、「社外メンターとの1on1活用状況」に関する利用者実態調査の結果を発表した。人材の定着と育成が多くの企業で課題となっている中で1on1の必要性に注目が集まっている一方、社内リソースだけでは十分に機能していないケースもあるとして、本調査では社外メンターの活用に焦点をあてている。

「自分の成長に必要な課題に気がついた」人が9割

「自分の成長に必要な課題に気がついた」人が9割

本調査において、「自己理解」や「自身の今後」について変化があった項目を選択する設問に対して「自分の成長に必要な課題に気がついた」と回答した人が9割を超えたという。そのほか「自分への理解が深まった」「自分の思い込みや先入観に気がついた」「自分の今後のキャリアについて具体的に考えられるようになった」にも多くの回答が集まったことが報告されている。

同社によると、回答者から 「“自分自身がどうしていきたいのか” に重きを置くようになった」「答えがない中でも自己の選択を言語化できた」といったコメントが寄せられたという。また、社外だからこその安全な信頼関係のもと、社内では打ち明けることのできない弱みをさらけ出す場としても活用されている様子がみられたとしている。

社外メンター活用のメリット「思考が整理されたり、内省が深まる」が最多

社外メンター活用のメリット「思考が整理されたり、内省が深まる」が最多

続いて、「社外メンターとの1on1には、どのようなメリットを感じるか」を質問。95%が「思考が整理されたり、内省が深まる」を選択したほか、「自分への理解が深まる」「他者からのフィードバックが得られる」「本音や周囲に話しづらい内容を話せる」といった回答が上位に並んだという。

同社は、回答者のコメントとして「社内のバイアスのない第三者からのフィードバックによる気づきを得られる」「社内の歯車ではなく対個人としてみてくれる」といった声が寄せられたことを報告している。

まとめ

社内の1on1は離職防止や仕事へのモチベーション向上に効果があると言われているが、上司だからこそ話しづらいという人もいるはず。そうした中で社外メンターは「社内では話せないこと」の相談先として効果が期待できる。あるいは部下に対して1on1を実施している管理職や人事担当者の相談相手としても、活用できるケースもあるだろう。

本調査では社外メンター活用によって気づきや理解が深まったとの声や、キャリアの具体化につながったとの声も寄せられている。現状の1on1でこのような変化・効果があまり見られないという課題を持つ企業においては、参考にしたい調査結果といえそうだ。

出典元:株式会社フルート