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受け取った名刺「活用できる状態で管理していない」が半数超 Sansan

2025.05.14

Sansan株式会社は、企業間の商談において交換された“紙”の名刺が適切に管理・活用されているのか実態を明らかにするため、名刺管理サービスを導入していない企業を対象に、商品・サービスの売り手(名刺を渡す営業部など)650名と、買い手(名刺を受け取る購買・調達部など)622名に、渡した紙名刺の活用実態を調査した。

調査概要

調査名:名刺交換後の営業・購買活動の実態調査
調査方法:オンライン上でのアンケート調査
調査地域:全国
調査対象:買い手部門(購買・調達など)の社員622名、売り手部門(営業、経営企画・事業企画など)の社員650名
調査期間:2025年2月21日~2025年2月25日
調査企画:Sansan株式会社
出典元:Sansan、「渡した“紙”名刺の活用実態」を調査~半数が「受け取った名刺を活用できる状態で管理していない」7割が「社外の連絡先はメールボックスで探す」と回答~(Sansan株式会社)
※本調査結果において、比率は小数点以下第2位を四捨五入しているため、必ずしも合計した数字が100%にならない場合がある

受け取った名刺の取り扱い 整理する時間がない?

受け取った名刺の取り扱い 整理する時間がない?

本調査ではまずはじめに、商品・サービスの買い手(購買・調達部など)に対して、他者から受け取った名刺の取り扱い方法について質問。その結果57.7%が整理できていないと回答したという。内訳の上位には「あとで整理しようと思っているが、手を付けていない(18.5%)」「整理する予定もなく、放置している(18.3%)」「ファイリングしているが、順不同で整理できていない(18.3%)」が並んでいる。また「紙の名刺の紛失や整理不足により、必要な連絡先を見つけられなかった経験がある」と回答した人が40.7%にも及ぶことも判明した。

名刺を整理していない理由としては「時間がない(40.9%)」「すぐに連絡する予定がないと考えている(34.8%)」が多いようだ。

名刺交換後の連絡状況 フォローメール「送らない」が多数

名刺交換後の連絡状況 フォローメール「送らない」が多数

さらに、仕事上で必要な社外の連絡先をどのように探しているかを尋ねる項目では「メールボックス内の検索(68.6%)」が最多に。次いで「整理されたファイルやケースの中にある名刺(50.5%)」が挙げられたという。

一方で、営業部門などの売り手に対し、名刺交換や初回商談後に、フォローメールを送っているか尋ねる項目では、必ず送っている人は1割未満となり、頻繁に送っている人は4人に1人程度に留まったことも判明。「全く送っていない(21.5%)」「あまり送っていない(25.7%)」「場合によって送っている(27.4%)」との回答も多く寄せられている。

まとめ

本調査結果を見ると、売り手側がせっかく紙名刺を渡して出会いの機会を作っていても、きちんと整理して活用する買い手側は約半数であることがわかる。その理由として「時間がない」が最も多く挙げられており、紙名刺の整理を効率化する必要性がうかがえる。

また、本調査では売り手側で名刺交換後にフォローメールを送る人が少ないことも判明した。多くの名刺が整理されていない中で、フォローメールは存在をアピールするいい機会になると考えられる。ビジネスチャンスをつかむためにも、改善を検討する余地がありそうだ。