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働く女性の約8割は年下上司に「抵抗ない」 女の転職type調査

2025.06.10

株式会社キャリアデザインセンター(本社:東京都港区、代表取締役社長兼会長:多田弘實)が運営する、女性の転職に特化した転職サイト『女の転職type』は、働く女性396名を対象に「年下の上司」についてアンケートを実施した。

調査概要

調査内容:第108回「年下の上司について」 / データで知る「女性と仕事」
調査期間:2025年4月24日~5月7日
有効回答数:396名
調査対象:女の転職type会員
調査方法: Web上でのアンケート
出典元:年下の上司ってどう?(女の転職type/株式会社キャリアデザインセンター)

上司が年下「抵抗ない」人が75.2%

上司が年下「抵抗ない」人が75.2%

本調査では、もし上司が年下だったら抵抗はあるか質問。その結果「あまり抵抗はない(42.9%)」「まったく抵抗はない(32.3%)」と、合わせて75.2%が「抵抗はない派」であることがわかった。

なお、年代別での比較結果を見ると、若年層の方が抵抗を感じる割合が高く、年代が上がるにつれ「抵抗はない派」の割合が増加する傾向があることがわかる。

また「かなり抵抗がある」「やや抵抗がある」と答えた人からは、その理由として「敬語の使い方や態度に気を遣う(55.6%)」「年下であることに心理的な抵抗がある(49.4%)」「経験や知識不足が不安(30.9%)」といった声が寄せられたという。

年下の上司と働いた経験 実感したメリットは?

年下の上司と働いた経験 実感したメリットは?

続いて本調査では、年下の上司と働いた経験があるか質問。全体の59.1%が「年下の上司と働いたことがある」と回答したことがわかった。

年下の上司と働いてよかった点としては「年齢に関係なく、能力や実績が評価されると感じた(37.2%)」「新しい視点や発想を学べた(32.1%)」「フラットで風通しの良いコミュニケーションができた(26.5%)」が多く挙げられたという。

逆に、よくなかった点では「指示や指導の経験不足を感じた(33.8%)」「精神的に未熟だと感じた(28.6%)」が上位に並んでいる。

まとめ

半数以上が年下の上司と働いた経験を持っており、今や「年下上司」という存在自体が珍しいものではなくなっているようだ。抵抗を感じる人も少なく、上司の年齢にこだわっていない様子がうかがえる。

一方で、年下上司と働く上で「指示や指導経験の不足」や「精神的な未熟さ」が不安という声も一定数みられており、管理職側へのサポートの必要性も示唆された。

年齢や性別を問わず管理職を任せていくことは、組織の活性化や新しい価値観の導入にもつながっていくだろう。管理職だからこそ求められるスキルについては研修等でサポートしながら、若手管理職の登用を進めてみてはいかがだろうか。